
セレンシア
@febrate1
- 2026年7月12日
つるばら村の洋服屋さん柿田ゆかり,茂市久美子読み終わった児童書図書館で借りたお店屋さん物つるばら村シリーズ7冊目。130ページの本に、12ヶ月を巡る12編のお話が、花束みたいに詰まっています。1編あたりのお話は約10ページで短いものですが、私はこの本がとても好きです。優しく柔らかい眼差しで季節を見つめ、自然を見つめ、それと寄り添うように共に暮らす人々の様子が、とても素敵だなと思うのです。最初のブローチのお話と、紫色の精霊さんのお話が印象的でした。茂市さんのお話は、いつだって安定していて、読者が読みたいと思っているお話を優しく書いてくださるので、似た様な話かもしれないけれど大好きです。 - 2026年7月9日
ピアノ調律師M.B.ゴフスタイン,M.B.ゴフスタイン,M.B.Goffstein,末盛千枝子ピアノ読み終わった図書館で借りた以前からピアノ調律師という題名に興味があり読んでみたいと思っていたのですが、最近またその気持ちが強くなり読書しました。ゴフスタイン初読みです。なんて愛情深く、穏やかで柔らかい、可愛くて優しいお話なのだろうと、最初の数行を読んで、すっかり物語に魅了されました。ピアノ調律師にスポットを当てた児童書って少ないイメージなのですが、この本は仕事の工程も、真摯にきちんと書いてあって、好感が持てます。ピアノ調律師のおじいちゃんは孫娘にピアニストになってほしいと思うのだけれど、その孫娘はピアノ調律師になりたい。仕事や人生に関する含蓄に富んだ言葉や描写も多く、大人が読んでも響く絵本です。好きという気持ちの大切さと幸福よ。 - 2026年7月9日
ねずみ女房ルーマー・ゴッデン,ウィリアム・ペーヌ・デュボア,石井桃子ネズミ読み終わった図書館で借りた絵本イギリスを代表する児童文学作家、ゴッデンの短編。妻でもあり、作中で母にもなる雌ネズミが、間借りしている裕福な家で飼われるようになった鳩から外の世界の話を聞き、憧れる。鳩との友情も、聞かされるお話も、雌ねずみにとっては夢みたいなもの、つまり美しかったり儚かったる、すぐに忘れてしまうような物だが、夢はそうであっても、夢を見たことは覚えていたりする。夢を見ながら、夢を助け、助けられ、現実の暮らしへと帰って行く。雌ネズミの生き方を通して、イギリスの、世界の多くの女性たちの姿を描いた作品だとも思います。良いお話。 - 2026年7月9日
ジュディ・モード、地球をすくう!メーガン・マクドナルド,ピーター・H.レイノルズジュディ、モードシリーズ図書館で借りた環境問題電子書籍シリーズ3作目。地球を救うってどんな話かと思ったら、環境問題について考えるということだとわかって、内容もかなり興味深く読みました。日本の小学校とアメリカの小学校では授業の取り組み方もかなり違うんだなということがわかるシリーズだし、何よりジュディの突飛に思える発想って、根本には、世界を少しでも良くしたいという善性の発想から来ているというのがよくわかる一冊で、今までで1番ジュディのことが好きになり魅力がわかる一冊となっていました。環境問題、日本は口先や見せかけばかりの取り組みしかしないよなと思うのです。 - 2026年7月7日
つるばら村の理容師さん柿田ゆかり,茂市久美子読み終わった図書館で借りた幼年童話つるばら村シリーズつるばら村シリーズ6冊目。つるばら村にある理容店が舞台の短編集です。とはいえ、理容店要素は比較的薄めかなとも思います。7篇を収録しています。私は最初の、ヤギのお客様のお話が好き。ネズミのお話も良かったです。夏というよりは、秋や冬に読みたいお話で、全体的に心が軽くなり涼風が吹くような軽やかさがあります。何より主人公であるこのはさんが本当に優しいお人柄をしていて、つるばら村の人たちは皆優しいから、不思議なお客様たちと共生できるのだなと感じて、そう感じられたことをなんだか嬉しく思いました。優しい気持ちになれた。 - 2026年7月6日
ゴリラのごるちゃんあべ弘士,神沢利子ゴリラ読み終わった図書館で借りた幼年童話ポプラ社神沢利子神沢利子さんの幼年童話。ゴリラの女の子りらちゃんに、弟のごるちゃんが生まれました。りらちゃんはごるちゃんの面倒を見ます。神沢さんらしい喜びに満ちたお話。今年(2026年)で102歳になられた神沢さんの作品の中での2010年刊なので比較的最近の作品かな。ごるちゃんを可愛がって面倒を見るお姉ちゃんのりらちゃんが可愛くて健気だなと思います。そんな2人に関わる友達の鳥まーこや姉弟のお父さんなど、脇を固めるキャラクターがいい味を出しています。ごるちゃんはまだまだ赤ちゃんだけれど力強く感じるが、皆に愛されて可愛い。子供たち同士ならではの愛情、優しさ、慈しみにうっかりなどが生き生きと描かれていて、明るく優しい気持ちになれた本でした。 - 2026年7月5日
ドラゴンはヒーローとよたかずひこ,茂市久美子ドラゴン読み終わった図書館で借りた茂市久美子さんのドラゴンシリーズ4冊目。前巻で判明した事実もなかなかに衝撃だったけれど、今作で判明する事実もかなりびっくりした。決して長くはないお話の中で、このシリーズは毎回伏線の張り方が絶妙で楽しいです。シリーズが緩く繋がっているのを実感できるところも個人的には大好き。茂市さんの他の作品では控えめなとぼけたユーモアのあるところも魅力です。ドロシーもドラゴンタも、王様もお妃様もとても仲良しの家族だなと思います。カッパンのサンドイッチなら苦手なきゅうりでも少し食べてみたいな。タイトルはラストまで読んでみて。とよたさんの見開きの挿絵も角張ったところがなくて大変可愛く、このお話に良く合っている。 - 2026年7月5日
ともだちは どこ?バーバラ・クーニー,マーガレット・G・オットー,田中潤子バーバラ・クーニー読み終わった図書館で借りた絵本馬バーバラ・クーニーの絵が好きで、彼女の絵を求めて読書しました。赤茶色を基調とした数色の色の絵本で、眺めているだけで優しい気持ちになれる素敵な絵本です。小さい本に対して比較的文字が多いので、読み聞かせとかをしてあげると良いのではないかなと思います。お話は、小馬くんが同じ敷地内で暮らしている友達のネコさんとニワトリさんを探しに行くというストーリーラインで、絵本らしい繰り返しのリズムを踏襲しながら、生命の歓びのようなものを描いています。原書は1959年出版なのでかなり古いですが、描かれている歓びは今も変わらず。クーニーの絵がとにかく良くてびっくりする。クーニーの動物の絵が好きすぎる。仔馬くんとネコさんとニワトリさんの3ショットの絵がお気に入りです。ラストのオチもよかった。優しい柔らかい翻訳も好きです。 - 2026年7月4日
まほうの夏はたこうしろう,藤原一枝読み終わった夏休み絵本7月になって、夏の絵本が読みたくなったので市の図書館の電子書籍で借りて読みましたが、これが予想以上に良かったです。都会に暮らす兄弟の夏休みは、両親が仕事なこともあり毎日が退屈。おじいちゃんの暮らす田舎に遊びに行きます。とにかく夏というものを全力で感じて、全力で遊ぶ兄弟たちが眩しくて、私たちが子供の頃は夏休みといえばこれくらい輝いてたなと懐かしく読みました。この絵本の中には、題名の通り魔法みたいな夏が存在していて、それを思い出せたことが嬉しかったです。夏の描写がとにかく秀逸で、引き込まれました。面白かった。 - 2026年7月3日
黒魔術師ガブリエラ 1 復讐の代償松井あやか,長谷川まりる読み終わった児童書魔術師黒魔術師ガブリエラ(名前から女性だと思ったが男性)に様々な理由から魂を売って願いを叶えた人間たちの顛末を描く短編集。テイストはかなりダークで、救いがない。どの話もなかなかに捻りが効いていて面白かった。ガブリエラのやっていることは黒魔術師だからまあ仕方ないかな、で済むが、目をつけられた人たちがかわいそう。個人的には表題作が1番好きかな。ガブリエラは天使の名前を持つ悪魔だけれど、悪魔ってまさしくこういう存在のことを言うのかも。出版社も同じ廣嶋玲子さんの十年屋のダーク版かなという印象があるので、そちらが好きな人にはお勧めです。養子である双子ちゃんが可愛いので、彼女たちの話なども気になる。 - 2026年7月2日
魔法のゼリー荻田尚子読み終わったKindle Unlimitedレシピ本最近実家で夕食を食べると食後に決まってコーヒーゼリーが出てきます。夏にはゼリーの涼しげな喉越しが恋しいので至福の食後です。最近ゼリー系のレシピ本に興味津々なので、魔法というタイトルに惹かれて読書しました。液体の比重によって簡単に二層に分かれるゼリーが出来上がるというもので、動物性の生クリームさえ使えば簡単に出来上がりそうです。材料にマシュマロだけを使ったゼリーも実に興味深いレシピで、試してみたくなりました。ゼリーってなんでこんなに私を魅了するんだろうな。桜のゼリーなど、少し珍しいレシピも嬉しいです。 - 2026年7月2日
- 2026年7月1日
忘却術川野芽生,菅野まり子読み終わった買った国書刊行会歌集川野芽生さんと菅野まり子さんの共同作業による作品集。川野さんの作品は処女歌集や第二歌集、短歌誌からの再録も有。菅野まり子さんの作品に川野さんが歌を寄せたもので、異世界を幻視するかのような2人の世界観に圧倒される。こ個々人でも素晴らしく重厚で濃厚な世界を奉献するというのに、2人が共作しエクスヴォートするそれは、特有の幻香をもって我々の前に、言葉として、像として現れる。 短い、薄い本ながら、本への愛情のようなものを感じる製本術も嬉しいの言葉に尽きる。幻惑の書物と呼べる一冊。 - 2026年7月1日
- 2026年5月12日
ちいさな曲芸師 バーナビーバーバラ・クーニー,末盛千枝子クリスマス借りてきた読み終わった絵本天涯孤独の身になった小さな曲芸師のバーナビーが、ある日から修道院に身を寄せ、マリア様の為に他の人には隠れて一心に自分が唯一できる曲芸を献げ続けたお話。私には特定の信仰はないけれど、なんて美しい本で、お話だろうと思った。クーニーの絵を求めて読書して、勿論彼女の絵はとても良くて、文章も、翻訳が、難しかったり美文と言うわけではないのにとても清らかで美しく感じた。一生懸命自分にできる仕事をすることの、その尊さを感じるようでした。フランスに伝わるお話。神聖なクリスマスの絵本。 - 2025年4月19日
ペネロペ ちきゅうが だいすきひがしかずこ,アン・グットマン,ゲオルグ・ハレンスレーベンコアラ借りてきた読み終わった絵本うっかり屋さんでポジティブなコアラの女の子ペネロペが、今回は地球環境について考えるシリーズ15冊目。今までのお話から少し段階がアップして、環境についてかんがえて考える絵本になっていて少し驚いた。環境に対して子どもたちができることも確かにあるし、考えるのは素敵で立派なことだけれど、考えすぎるて行きすぎた行動もなんだか違うと教えてくれる絵本です。地球が好き、地球に優しくしたいという気持ちがあれば、まずは大きな一歩ではないかと個人的には思います。読了時間約2分。 - 2025年4月18日
カヌーはまんいんアーノルド・ローベル,ナサニエル・ベンチリー,三木卓クマ借りてきた読み終わった絵本挿絵がアーノルド・ローベルだったことに惹かれて読んだ絵本です。インディアンの男の子レッド・フォックスと彼の大きなカヌーに纏わるお話です。レッド・フォックス、ひたすら可哀想です。賢いけれど、押しに弱いな。動物たちも自由すぎます。様々な教訓も見え隠れするけれど、純粋に読みながら笑って楽しむくらいがちょうどいいお話だと思います。ローベルの挿絵が最高に可愛くて癒されますが、動物たちのやってること、本当に勝手なんだよな。読了時間約7分。 - 2025年4月18日
いつまでもともだち仁科幸子モグラハリネズミ借りてきた読み終わった絵本作者さんの、「ハリネズミと小さなお隣さん」のシリーズが好きだったので、仁科さんの似たような新作が出ていると知り借りてきました。一冊完結の別シリーズではあるものの、色々と考えさせられる素敵な本だった。ビターエンドな結末だったけれど、違う存在である友だちを尊重すること、世界の鮮やかさに感動すること、生まれてきた意味。生命。最後は一寸泣いてしまった。仁科さんのお話は優しい眼差しが好きです。オススメの絵本です。 - 2025年4月16日
- 2025年4月9日
雪の日のたんじょう日ヘレン・ケイ,あんどうのりこ,バーバラ・クーニー借りてきた読み終わった絵本時期的にもう雪は降らないのですが、大好きなバーバラ・クーニーの絵本だと知り借りてきました。クーニーの絵は勿論、雪の日の情景を詩情豊かに描いている文章、大雪の日の悲喜交々の誕生日の日の描写の巧みさに非常に引き込まれました。誕生日は特別な日ですから、スティーブンの気持ちは、喜びも悲しみも含めてとても共感できました。雪の日に訪れたクレインさんは、天使が連れてきてくれたお客様かもしれないな、なんて思いながら読みました。雪の日に読みたい名作絵本です。
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