
もぐ
@veranda_de
2026年8月20日
火星の人〔新版〕 下
アンディ・ウィアー,
小野田和子
読み終わった
面白かったー!
ずっとハラハラドキドキで、THEエンタメな内容だった。絶望的な状況に瀕しても、そういう目に遭いすぎたからなのか、もはやひどく発狂することもなくなり、「はぁ、またですか」と言わんばかりにひとまず打開策を見つけ出すワトニーの力強さよ。ローバーとトレーラーがひっくり返ったときに、重要なものが何も壊れなくて本当に良かった。
三体でもそうだったけど、最後に人間に備わる「愛」について触れたところにSF作家のロマンチックさを感じた。愛をふんわり匂わせて終わるんじゃなくて、しっかり言葉で書き記すところがSFを好む人っぽさを醸し出している気がする。
上巻から引き続き、おそらく実際に存在する装置に関する描写も多く、だからこそ逆に理解が難しくてよく分からないまま進んでしまった部分も多いんだけど、それは映画で補足することにする。
「一度でいいから、なにか予定どおりにいってくれないものだろうか。火星はつねにぼくを殺そうとたくらんでいる」
「オーケイ、自己憐憫はここまで」
「だが、ほんとうのところは、人間はだれでも互いに助け合うのが基本であり、本能だからだと思う。そうは思えないときもあるかもしれないが、それが真実なのだ」
