六花 "八日目の蝉 (中公文庫)" 2026年8月21日

六花
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@rikka-momohana
2026年8月21日
八日目の蝉 (中公文庫)
映画版のテレビ放送を何度目かで見た。原作も何度か読み直したことがある。すごい小説……。希和子が「その子は朝ごはんをまだ食べていないの」と叫ぶ、その台詞。逃げて逃げて、希和子は岡山にたどり着き、でも、薫と暮らした小豆島行きのフェリーには乗れない。発着場に通うだけ。「がらんどう」と言われて激昂した過去、確かに何も残っていないのに、「この手のなかにまだ何か持っているような気がするのはなぜだろう」。映画版では、希和子は島に渡って写真を受け取っている。それは大きな差異だ。女とは、産むとは、育てるとは、愛するとは、生きるとは……。
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