葉月 "犬のかたちをしているもの (..." 2026年8月21日

葉月
葉月
@usagi_1109
2026年8月21日
犬のかたちをしているもの (集英社文庫)
『おいしいごはんが食べられますように』といいこの作品といい、考えさせられるテーマを描くのがなんと巧いんだろうか。 主人公は、恋人が違う女と作った子どもを「もらう」ことを選ぶ。子どもが好きだからとか、そういう単純な理由ではない。 女性としての役割、みたいなもの。女性にしかできない「産む」という行為。 恋人が自分から離れていかないよう繋ぎ止めるためのいわば「道具」。 「愛」ってなんなんだろう。 自己評価が低すぎて、「何か付加価値を」と求めているようにも思える。 「なんにも共通する所属がなくなった後で、それでもわたしと会いたいと思う人なんていないって、思う。」 この文章がそれを物語っている。
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