犬のかたちをしているもの (集英社文庫)

13件の記録
- 森々@mori_hkz2025年9月26日読み終わった女性の出産、子育て、恋愛。男女の性愛についてするかしないか、どの道を選ぶかすごく考えさせられる。 自分としては性愛はなくても良いんじゃないかと思っているから主人公の性愛がなくても愛したい姿勢に共感できる。が、それも一筋縄ではいかなくて、みんながみんな性愛なしでも良い人ではないし、世の中の「普通」としてないのはあり得ないみたいな、ぐるぐる思考が回って落ち着かない。 結婚や恋愛、女性のライフステージに悩んでいる人が読んだらものすごく共感するか嫌すぎて読めないかのどちらかのような本だと思った。
- りん@libra08252024年5月27日借りてきたまたいつか2024年ベスト読んだのはハードカバー版。でも文庫として持っておきたい一冊かも。 "わたしは郁也がいないと生きていけない。郁也のようにわたしのことを理解してくれる人は他にいない。「すがり付きたいと思っている」。完璧な明朝体でもって、わたしの頭の中に言葉が浮かぶ。"
- 湯の本棚@y_book222023年3月1日かつて読んだきつい、けっこうしんどい本だった。 読んでて、せかせかどうするのどうなるの、ってなってる自分がいた。 そうだよね、とも思うし、 なんで、とも思うし、 気持ちが焦って、そわそわした。 - 時々わたしのことを考えてくれますように。であるも、考えなくても、いいよ。そんな気持ち。 - 自分には何も返ってこなくていいから、この子にいつもいいものがありますように。気になるにおいのする電柱や、草の間から飛び出してくるバッタ、飛び込みたくなる大きな水たまりのようなものが。どうか、雨の日よりも晴れの日が多くありますように。こわい夢を見ませんように。おいしいものが食べられますよう