てるふぉん "神に愛されていた" 2026年8月18日

神に愛されていた
あとがきまでが小説だな___ それがこの作品の印象です。 小説家でしか感じられない嫉妬とか喜びとか、歪な愛情とかセンシティブな10代後半から20代にかけての、まだ幼い子供から大人にかけての感情がありありと表現していました。 俯瞰して読んでいるとああ もどかしい!と思いつつ、上手にお互いが交差しないのがリアルで、自分の視野でしか判断できないから、すごく読んでいても歯がゆくなる自分がいました。 結構、作者のあとがきを読み終わってから、ぐっと本作が素敵な作品だなと感じていて。 作者がこの作品を本当に愛していて大好きな物語で、登場人物たちが勝手に喋って行動して、まるで天音のように音に乗せてタイピングをしている人なんだなと感じました。 執筆の難しさなど全くわからない素人だけども、登場人物の痛みや苦悩がぎゅーっと伝わるのは、作者も同じように経験されてきたからなのかな、と感じたり、 逆に喜ばしい幸福感も、作者のままに紡いでいるほんとうに誰が読んでも大切な作品になりそうだと思いました。 本作を読み終わってから振り返るととっても良かったな___と感じていて。 各年齢の出来事とそのときの心情を誰かに吐露している内容で進むので、話に入りやすくとっても読みやすく、登場人物の渦巻く感情がすごく伝わりました。
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