シュヴァルツ "クイズ思考の解体" 2026年8月21日

クイズ思考の解体
読了。抜き書き118冊目 物凄い大著だが、かなり面白く読むことができた 1章は戦後クイズ史に割かれているが、この本の後に出された『クイズの戦後史』を先に読んでいたこともあって軽めに読んだ 2章以降の、著者が本書の主軸として定めた「クイズにおける『マジック』を『ロジック』にする」ための定義付け・分析・種明かしのパートが抜群に面白い。それは私がある程度クイズに入れ込んでいるからだとは思うが、ただ単にクイズで遊んでいては意識することのできない、しかし確実に(私のような駆け出しプレイヤーにさえも)働いている水面下の思考や反射的な判断を、高い水準で言語化することが試みられている 誤答や作問について、それぞれ1章ずつ記されているのも興味深い。クイズはただ正解するだけのものではなく、当然ながら間違いもあるし、また問題文なくしてクイズは成り立たない。その辺りをまとめて掬い取るというのは、やはりトップオブトップのプレイヤーならではなのだろうと舌を巻く 5章では本人も「ちゃぶ台返し」と綴るような記述が展開されるが、それも誠実さ故のものだと感じたし、そのうえでやはりこの本はありえないくらい有意義で、且つハチャメチャに面白い本だと思う あとは、クイズと学歴の関係について「大事なことは『そんなもん(※学歴のこと)跳ね飛ばせるぜ』ということなのだ」という記述には救われたが、いささか物足りない気もしたので、その辺は学歴が「ない」とされるプレイヤーが実力で示していくしかないのかなぁと思った。私はそうなりたい
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