そろんご🌈 "重力が衰えるとき (ハヤカワ..." 2025年4月2日

重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫 SF エ 3-1)
重力が衰えるとき (ハヤカワ文庫 SF エ 3-1)
ジョージ・アレック・エフィンジャー
読了!サイバーパンクSF×ハードボイルド探偵ものみたいな趣で面白かったし、80年代の本なのでいろいろ表現に難はあるけど全編通してクィアな表象が出続けるのも良かったと思う。こういうジャンルって案外伝統的性役割に囚われがちだから…。主人公のマリードはサイバーパンク世界のフィリップ・マーロウって感じなんだけど、その恋人がトランス女性(?)であるっていうのが良かったんよね。 あと電脳手術で体にソケットを作って外部媒体を差し込むことで人格を入れ替えたり肉体的機能を調節したりするの、今となってはよくある設定かもだけど、ジェームズ・ボンドやネロ・ウルフなど架空の人物の人格もインストールできるというのが面白かった。
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