ハトムギ茶 "夜明けのはざま" 2026年8月21日

夜明けのはざま
夜明けのはざま
町田そのこ
8月20日読了。 9月に文庫本が出ると知り、気になって借りた。 古い価値観が残る地方都市の葬儀屋を軸に、そこに関わる人たちの視点で描かれる短編集。 お仕事小説の一面もあるが、「登場人物たちが抱える問題に向き合っていく物語」の色が強いと感じた。 葬儀屋が軸になるので当然「死と別れ」が物語の中に出てくるが、それ以外にも重い話題が重なってくる感じ。 読んでいて辛くなる所もあったが、最後には少し前を向いていく姿がどのお話しにもあって良かった。 (根本的な解決にはなっていないものが多いけれど、それでも光は見える) 正直、少し古い価値観(特に男、女はこうあるべきみたいな)の人間が多すぎるのではと感じたが、それによってその違和感が明確にされているとも思う。 作中の皆に幸せになってもらいたいと願う。 モヤモヤしたところもあったが、ビターな物語も悪くないし、読後は頑張ろうって思えた。
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