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ハトムギ茶
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@hato_0617
2026年4月より利用開始。 主に小説やエッセイを読んでます。 読書記録がメインになると思います。
  • 2026年10月10日
    ツナグ
    ツナグ
    10月10日読了。 おすすめしてもらい、買ってから積読だった。 「アイドルの心得」、「長男の心得」と明るいお話が2つ続き、そこまでで充分に満足していた。 ただその後の「親友の心得」の結末で衝撃を受けて、「そう来るか!」って気持ちになり、一気に惹き込まれた。 この話が一番印象深い。 続く「待ち人の心得」は依頼人の葛藤がすごく丁寧でとても共感できた。 そして最後の「使者の心得」では伏線の回収とアユミの言葉に感動した。 後半の3つの話はすべてお気に入り。 改めて辻村さんの凄さを感じた作品だった。 続編も絶対に読みたい!
  • 2026年9月27日
    光媒の花
    光媒の花
    9月27日読了。 おすすめしてもらったので図書館で借りた。 初の道尾秀介さん作品。 6つの物語からなる短編集。 ただ、前編に登場した人物が次の章の主人公になる構成になっており、世界も繋がっている。 暗かったり重い内容はあるものの、希望や救いはあり、読後感は良い。 文章や伏線も綺麗だなと思った。 そして、花や虫にも興味が湧いた。 道尾さんの作品は「暗くて重い」イメージがあり、敬遠していたが、こういう作品に出会えて良かった。教えてくれた方に感謝。
  • 2026年9月21日
    フィッシュストーリー(新潮文庫)
    9月20日読了。 2冊目の伊坂さん作品。(作品集は初めて) 読み始めは伊坂作品特有(?)の癖の強い文章(特に会話)に少し苦手だと感じ、手が進まなかった。 (同作者の『砂漠』では登場人物が大学生だったから受け入れていたが、大の大人だと・・・) それでも徐々に慣れていけたのか、3作目の「フィッシュストーリー」の中盤辺りからは物語に入っていけたと思う。 4作目の「ポテチ」は面白くてスラスラ読めたお気に入りの作品。 今村と大西の関係、やり取りが良いなと思ったし、その他のキャラも魅力的だった。 また、タイトルのポテチ(のエピソード)が伏線になっていたのも痺れた。 不穏なスタートではあったが、途中で止めず読了したことで素敵な作品に出会えて満足。 他の作品から登場しているキャラも多いみたいなのでそちらもいつか読みたい。
  • 2026年9月12日
    月の立つ林で
    月の立つ林で
    9月11日読了。 長く積読になっていたものを今回読んだ。 朗読以外で青山さんの作品に触れるのは初めて。 青山さんの作品に出てくる人たちは「アクがない善人」が多い印象で、心を落ち着けて読めるなと感じた。 (似た雰囲気の作品でも他の作家さんだと、もっとめんどくさい人たちが出てくる印象があるので) 「大きなできごとは起こらないけど前向きな気持ちになれる本」という自分の好みにピタリと合っていてとても満足。 「誰かがしたことで、思いがけず他の誰かが救われている」という構成も大好き。 これから他の作品も読んでみたいと思う。
  • 2026年9月5日
    変な家 文庫版
    9月4日読了。 今更ながら気になって読んだ。 怖い話と聞いていたが、それがどういった種類の怖さなのかは知らなかった。 家の間取り図の違和感から、まさかそれが「ある一族の血なまぐさいオカルト的なお話し」に繋がるとは。 確かに怖くて予想外だった。 図説やメモが入れられており分かりやすかったし、会話劇がメインでスラスラ読めた。 (終盤、相関図があればなお、助かるとは感じたが) サクッとミステリーを読みたい時にはおすすめな一冊といった感想。 物語に粗さはあるが、考察は盛り上がりそう。
  • 2026年8月29日
    どうしてわたしはあの子じゃないの
    8月29日読了。 以前から気になっていたが、図書館で見つけたので借りた。 九州の田舎が舞台(寺地さんの別作品『大人は泣かないと思っていた』のキャラも登場する)。 そこで小中学時代を過ごした3人の男女(天 ミナ 藤生)が約15ぶりに再会して、将来のそれぞれにあてた手紙を見せ合うお話し。 章ごとに主人公と年代が変化する。 寺地さんの作品では珍しく(?)思春期の男女の悩みや葛藤が丁寧に描写されているのが印象的だった。 特にもどかしい恋愛のやりとり(ミナと藤生)が切なかった。 本のタイトル「どうしてわたしはあの子じゃないの」という思いを3人とも抱いている。 そして、長い年月と再会しての交流を経て、3人が自分なりに答えを見つけ、前を向いて歩けるようになった姿に希望を感じた。 好きなキャラは天(大人時代)。第一章文中の「架空のインタビュー」は特にお気に入り。 ただ一番共感できたのはミナ。
  • 2026年8月21日
    夜明けのはざま
    夜明けのはざま
    8月20日読了。 9月に文庫本が出ると知り、気になって借りた。 古い価値観が残る地方都市の葬儀屋を軸に、そこに関わる人たちの視点で描かれる短編集。 お仕事小説の一面もあるが、「登場人物たちが抱える問題に向き合っていく物語」の色が強いと感じた。 葬儀屋が軸になるので当然「死と別れ」が物語の中に出てくるが、それ以外にも重い話題が重なってくる感じ。 読んでいて辛くなる所もあったが、最後には少し前を向いていく姿がどのお話しにもあって良かった。 (根本的な解決にはなっていないものが多いけれど、それでも光は見える) 正直、少し古い価値観(特に男、女はこうあるべきみたいな)の人間が多すぎるのではと感じたが、それによってその違和感が明確にされているとも思う。 作中の皆に幸せになってもらいたいと願う。 モヤモヤしたところもあったが、ビターな物語も悪くないし、読後は頑張ろうって思えた。
  • 2026年8月15日
    もの食う人びと
    8月14日読了。 あるきっかけで手に入れたのだが、この機会にと読んだ。 30年以上前の主に貧困にあえぐ国の人々(東南アジア、アフリカ、旧社会主義圏のヨーロッパなど)の「食」にフォーカスしたルポ作品。 ヘビーな内容も多いが、筆者の「取材への姿勢から生まれた文章」により暗くなりすぎない、旅のエッセイ的な作品にもなっていると思う。 ルポは学生時代のレポートや論文作成の際に読んでいて、その頃を思い出せたと思う。 そして、過酷な環境で生きている人々に触れて以下のようなことを考えた。 「そんな人たちを助けることはできないかもしれない、でも少なくとも自分は毎日をしっかり生きていこう」 心が揺れ、良い刺激を受けることができた。
  • 2026年8月10日
    しんがりで寝ています
    8月10日読了。 『マナーはいらない』で三浦さんのエッセイの面白さを知り、他も読みたくなり借りた。 本書を選んだのはタイトルに惹かれたから。 何気ない日常のできごとを、これだけ面白く描けるのが凄いなって思った。 また文体や言い回しがいちいち可愛く、かつ可笑しくて癒されたし何度も笑った。 どれも面白いけど、「ピカチュウのぬいぐるみ」と「両親」がでてくる話しは特にお気に入り。 ちっぽけなことで悩むのが馬鹿馬鹿しくなったし、「もっと毎日を楽しく過ごしていこう」って気持ちになれたエッセイだった。幸せ!
  • 2026年8月7日
    胃が合うふたり
    胃が合うふたり
    8月7日読了。 おすすめしてもらって購入。 食がメインのエッセイかと思ったが、友達としての在り方や生き方についても考えさせられながら読んでいた。 また「程よい距離感とは?」と常に考えていた。 そして、ここまでお互いに思える友達に会えたらなって気持ちになった。 好きなもの、食べたいものばかり食べるとなると健康のことが頭によぎってしまう自分に頭が固いなって少し損した気分。 (変えたいとは思わないけど) 料理ではパフェのお店と『コム・ア・ラ・メゾン』のメニューが気になった。 章は「神楽坂逃亡編」と「京都・最後の晩餐編」が好みだった。 軽い気持ちで読み始めたが、読んで抱いた感情は様々で濃厚。 モヤモヤもあったがそれも含めて良い読書体験だった。
  • 2026年8月1日
    きよくしぶとくやかましく
    8月1日読了。 これまで読んだ寺地さんの作品とは少し異なるホラーな雰囲気が漂う物語。 文章もいつもとは少し違う(会話部分がかなり長めだったり、独特の言い回しがある)感じがした。 それでも、いつものように背中を押してくれる言葉、大切にしたい言葉に出会えた。 「どんなに格好悪くても、しぶとく生きてる方が良い」そういう強さが物語に溢れていた。 表紙の動物たちが、作中の人物とリンクしているのは読了後に分かってクスッとなった。
  • 2026年7月26日
    マナーはいらない 小説の書きかた講座 (集英社オレンジ文庫)
    7月26日 読了。 小説の書き方に興味があり購入。 小説を書くにあたってのテクニックや、必要な力の養い方など勉強になることが多かった。 しかし、それ以上に三浦さんの文章が面白くて、エッセイとしてもとても楽しめた。 一石二鳥で得した気分。 三浦さんのエッセイにも興味が湧き、読んでみたくなった。 文章のいたるところにクスッとくる部分があり終始、楽しく読めて満足。
  • 2026年7月20日
    檸檬
    檸檬
    7月21日再読。 文庫本を買い直したので(新潮→角川)。 「瀬山の話」や「海」が収録されてるのが気に入った。 梶井基次郎の「研ぎ澄まされた五感」から紡ぎ出される表現や文章にうっとりする。 やはり「檸檬」は今まで読んだ純文学作品では個人的にNo.1。 ただ「作者の病気」が物語のテーマや背景に常にあるのが、暗さを感じて「読むのに力を要するな」と改めて思った。 作品自体は、不安と向き合って生きようとする「生のエネルギー」に満ちているものが多いと分かっているのに。そこがもどかしい。 それでも、また何度でも読み返したいと思うくらい魅力ある大切な作品。 これからもエネルギーをもらいたい。
  • 2026年7月18日
    あなたはここにいなくとも
    7月18日読了。 初の町田そのこさん作品。 新潮社文庫の100冊の紹介文に惹かれて購入。 ドロドロした要素もあるが、暗くはなく読後感は良い。 5つの作品からなる短編集。 ばばあのマーチ 先を生くひと が刺さった。 5つの短編、それぞれでキーマンとなり主人公を導くのは年配の女性。 時代や田舎の風習に翻弄されながらも、必死に生きてきた重みが彼女たちから感じられる。 そんな彼女らの言葉だからこそ心に響いたのだと思う。 読んでいると、これまで自分が出会ってきた人たちの顔や思い出が浮かんできて泣いた。 そして、自分はたくさんの人たちとの繋がりで生きてきて、これからもそれを心の支えとして生きていくのだろうという思いに耽った。 その繋がりの数をどんどん増やしていきたいとも思う。 「思い出だけで生きていける」とは思わないが少なくとも力をもらうことはできる。 今を後悔せずに生きて、その結果として多くの人の心に残れたら。 そんな生き方をしたいと思えた作品だった。
  • 2026年7月12日
    私だけの水槽
    私だけの水槽
    7月12日読了。 久しぶりのエッセイ。ふと気になっていたので購入した。 著者の松井さんについては名前を知っているくらいで、活動などについてはほぼ無知だった。 (そのおかげで先入観なく入れたのは幸い) ただ文章が好きで共感できるところが多く、スラスラ読めた。 また、同年代ということで懐かしいワードがたくさんでてきてそれも嬉しかった。 作品としては「無理に明るい文体で書こう」といった感じがなかったり、本音でありのままを書いているところが多い印象を持った。 個人的にとても好きな文章で「自分もこういう文章を書きたいな」と強く思った。 言い回しなど好きな箇所は多いが、特にp104の「脳みそが充電式になり・・・どれだけ幸せか!!」のところは特にお気に入り。 芸能人のエッセイってどこか他人事のようで、自分には響きにくい印象だったが、この作品はとても身近に感じられた。 「華やかな舞台で活躍している人も自分と同じようなことで悩んだりしてる」 そう思ったら自分もまた頑張ろうという気持ちになれた。 自分の今を肯定して寄り添ってくれるそんな作品だった。 これからも悩んだら読み返すだろうなと思う。
  • 2026年7月9日
    タイム・オブ・デス、デート・オブ・バース
    7月9日読了。 「死」を扱った小説ということで気になったので図書館で借りた。 主人公の境遇や描かれる問題は、暗めのものが多い。 ただ「文章の印象や登場人物の暖かみ」によって気持ちが重くならなかったのは救い。 初めは「死」に対して軽い気持ちだった主人公が、実際に死体や身近な人の死に触れて「生きたい!」と変わっていくのが、成長として感じられたし勇気をもらえた。 また、姉や友達、大人が主人公に対して優しくて、そこは本当に良かったなって思えた。 失ったものは多いけど、希望に満ちているラストで読後感も良し。 自分も「その時が来るまでは、精一杯生きていこう」と強く思えたそんな作品だった。 ナイーブになっている時って、「難しい理屈より純粋な何気ない言葉が薬になる」 こんな気付きも得られた気がする。とても満足。
  • 2026年6月29日
    あしたの私のつくり方
    6月29日読了。 本屋で偶然見つけて思わず購入した。 過去に映画化もされているようなので、そっちもいつか観たい。 主人公が離れてしまった「憧れの友達」に楽しい学校生活を送ってもらうために、少し変わった方法(かたち)でアドバイスをしていくお話し。 とても共感できて、読後感が良く前向きになれる青春小説だと思う。 帯の謳い文句に偽りなし! 男女の差はあれど、少なくとも高校までの学生時代ってクラスやグループ内において「役割を演じることで平穏に過ごそうとする」のはあるあるだし、自然なことだよなってすごく共感していた。 また、誰かのためと思えば毎日が輝いてみえること、最後に寿梨と日南子が見つけた「本当の自分」にも共感と勇気をもらえた。 良い歳した大人だが、青春小説にときめける感性が生きていることに感謝。 そして、自分も小説を書いてみたい気持ちになった。 もちろん結末はハッピーエンドで。
  • 2026年6月20日
    タイムマシンに乗れないぼくたち
    6月20日読了。 以前、気になったが後回しになっていた本。 「自分の在り方や居場所に悩む人たち」が主人公な短編集。 それぞれの主人公に自、分と重なるところを見つけながら共感して読んでいた。 「灯台」と「深く息を吸って」が特に好き。 劇的な変化や事件は起きないけど、少し自分の心に光が灯る、そんな暖かいお話たち。 寺地さんの作品ってやっぱり大好き!って改めて思えた素敵な作品だった。 皆が「各々に苦しみながら明日に、この世界に小さな希望を抱いて生きている」そんなことを強く感じた。 そして、そんな姿を受け止めて優しい気持ちにしてくれる1冊だった。 また何度も読み返して元気をもらえそう!
  • 2026年6月14日
    ファーストラヴ
    6月14日読了。 思っていた以上に登場人物の過去が重くて、複雑でドロドロだった印象。 島本さんの描く男女の関係ってスッキリしないのだけど、読んでしまう魅力があるなと改めて思った。 知らなかった(あまり知りたくない)世界に触れ、心を乱したりもしたが読後感は悪くない。 ただ皆に「幸せになってもらいたい」と強く願うばかりである。 辛い日々を送っていた由紀や環菜が頼れる人との交流から、前を向いた(変わった)姿に勇気をもらえた。 個人的に脇役の辻さんと香子ちゃんが好き。
  • 2026年6月11日
    砂漠
    砂漠
    6月10日読了。 以前勧められた影響で読んだ。 初の伊坂幸太郎作品だったが、読めて良かったというのが一番の感想。 主要人物がそれぞれ個性があって魅力的だった。「鳥瞰型」の北村視点で語られるのも個人的に好みでスラスラ読めた。 青春、若さって良いなと懐かしさとともに、前向きになれるそんなお話だった。 もし、「例えば中学、高校時代に読めていたら、自分の人生はもっと変わっていただろう」 なんてことはまるでない、はずだ。
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