本屋lighthouse "おしゃべりな脳の研究" 2026年8月21日

おしゃべりな脳の研究
おしゃべりな脳の研究
チャールズ・ファニーハフ,
柳沢圭子
内言は他者との対話を内在化することによって生まれ、社会的性質をずっともちつづける。私は、人間として発達中に他者と交わした会話のおかげで、いま自分と会話したり、私を構成する異なる声どうしの対話を指揮したりできる認知構造を身につけた。(p.108) 映画『ユースフル・ゴースト』において幽霊が存在し続けるための条件が「(生者が死者を)覚えていること」だったことを思い出す。内言には幽霊との会話としての意味合いがあるのかもしれない。イーユン・リー『理由のない場所』(河出書房新社)のことも思い出す。私たちが内言するとき、そこには常に死者の気配や名残りがあるということか。
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