
無限の上機嫌!
@joukigen
2025年4月1日

読み終わった
本を読んで、いてもたってもいられず、というわけでもないのだが、今日は国道354号線を車ではしって、伊勢崎までやってきたわけだが、あたりまえのこととして、ふつうの街だ。
市の南にあるハラルショップへバスマティ米を買いにいった。ガード社のアルティメイト――パキスタン産のものの中でも特に長粒でおいしい――は五キロで四五〇〇円。高い! 一〇〇〇円以上値上がりしている。しかし、日本米の高騰は知っているが、どうしてパキスタンの米まで値上がりしているのか。スパイスをいくつか買いこんだ。
ところで、この本でおもしろいのは、北関東へやってきた移民の変遷だった。最初に、パキスタンやイランといった南西アジアから移民がやってくる。それが、入管法の改正を期に九〇年代からペルー、ブラジルといった南米からの日系人におきかわる。リーマンショック以降は東南アジアからの技能実習生の時代になる。
一方で、私がカレーをたべたり食材を買ったりするパキスタン系の店は、八〇年代に中古車輸出業に鞍替えした南西アジア移民のコミュニティの中にある。業者向けの中古車オークション会場が点在し、車を保管する広い土地がある北関東に、そうしたコミュニティがつくられていった。そういう過程もこの本には書かれている。
市の北西にあるブラジルスーパーで、この本の著者である室橋裕和さんと、移民をテーマに活動している映像ディレクターの比呂啓さんによる、北関東移民街ツアーのチラシを見つけた。日付を見るとすでに先週のことだった。私はツイッターなどもあまり見ないので、こういうことにも気づかないのだった。
