
凪子
@nagichan
1900年1月1日
六人の嘘つきな大学生
浅倉秋成
読み終わった
ありのままの自分を人にさらけ出している人なんているのだろうか。
人に見せているものが自分のすべてではないなんてことは自分自身がよく分かっているはずなのに、自分の見えているものがその人のすべてだと思ってしまう。そして、今まで見えてなかった部分を知ったときに、良い意味でギャップを感じたり、勝手に失望したりしてしまう。
社会に適合するには適度な欺瞞が求められる。自分をよく見せようと、多くの人が嘘の自分を演じている。その最たる例が就活なんだろう。
この本の登場人物も、スポットライトの当たり方によって印象がコロコロ変わった。伏線が回収されるたびに感情が振り回され、読後は心地よい疲労感すらあった。サウナの整うってこういう感じなんだろうか。
仕事の合間に読み進めていたのに、続きが気になりすぎて最終的には仕事ほっぽり出して一気に読んでしまった。

