菊ノ
@0909kikuno
2026年8月22日
読み終わった
下記ネタバレ注意⚠️
タイトルから勝手にほのぼの系を想像していたけれど、思いの外ドロドロで、こわ〜……という感想。
自分はこの本の中なら押尾さんに一番近いかもしれない。
自分の思ったことを言わない主人公にも優しくて弱い芦川さんも好きになれないな。嫌い!とはならないけど好きではないなと思う。
幸せに見える不幸を選ぶだけでこの人がタイトルのようにおいしいご飯を食べられるようになることないんじゃない?と思える。微妙な気持ちで結婚とかするなら独身の方が絶対幸福だと思うし、主人公も芦川さんも自分を大切にできていない気がする。
この人たち、不幸じゃないだけで幸福でもなさそう。
一番自分を幸せにできるのはなんだかんだで押尾さんタイプなんじゃないかなー……芦川さんの生き方は楽に見えるかもしれないけど、個人的には一番楽じゃないと思う。一番闇が深い気がしてしまった。
見た目だけ美しくて美味しそうなケーキのようだけど、実際生きていく上で根本的に大事なものではないというか、ケーキとしてしか生きられない感じが多分芦川さんにはある。それがちょっと息苦しそう。
押尾さんは強いから、損することもあるだろうけどなんだかんだ自分の足で立って自分で前に進めるというのは何よりも幸福だと思う。
一番素直な生き方で表面だけじゃない真っ直ぐな幸福を掴めるのはあぁいうタイプだと個人的には感じる。
多分、一番おいしいご飯ってのは自分の心に正直なものなんだろうな。
自分が食べたいものを食べる。それが結局、一番大切だと思った。
