
みくら
@mikura727
2025年4月3日

鳥と港
佐原ひかり
読み終わった
インフルでもコロナでもないのに突然の高熱が出て、年度を跨いで三日間寝込んで、土日含めてたっぷり五日間も会社に行ってない。
こんなに休んだのは正月ぶりで、誰に責められることもないけど罪悪感と焦燥感が心の底に渦巻いていて、そんな今だからこそこの本が刺さったのかもしれない。
社会的動物だからこそ逃れることのできない「働く」という行動。それは喜びであり苦しみで、義務であり権利で。やりたいことを仕事にしたからハッピーエンドなわけじゃないし、仕事を誰しもが生き甲斐にしなければいけないわけじゃない。
仕事と己の人生のバランスというか、付き合い方をどこかで一度立ち止まって考えてみようと思わせてくれる素敵な小説でした。
