
しゅう
@shuu62
2026年8月22日
すべての、白いものたちの
ハン・ガン,
斎藤真理子
読み終わった
静謐な物語だった。
「白」から連想されるあらゆるものを断片的に繋げた物語だが、文章は詩的なのに物語構造はしっかりしているのが面白い。
そこがエッセイや詩に寄りすぎず、小説としての強度を保っていると感じた。
とにかく文章から発せられる叙情力とも言うべきエネルギーがすごい。
白からイメージされる、凛とした静けさや冷たさをこれほど表現出来るとは。
まさに白って200色あんねんで、という感じだ。
フェミニズム文学という括りをされる事も多く、敬遠する人もいるだろうがもったいない。
余白の多さを余韻に変えつつ、丹念に読み込みたい小説だった。
