
emu
@emu___0h1s
2026年8月22日
美しい距離
山崎ナオコーラ
家族の、大切な人の死の影が時間と共に濃くなっていくその過程。相手の尊厳、他者との繋がり、自分のなかの感情のせめぎ合い、気持ちの波、怒り、他人に対する諦めのような、力が抜けていくような感じ。本当はこうしたいのに…という淡い願望や提案を周りに配慮して引き下がってしまう所とか。読んでいてリアルだった。人との距離、生きている間も死んでしまった後も、遠いとか近いとか深いとか浅いとか、距離で測れるものではないよねと。わかっているのにどうすればよかったのか、反省も後悔も尽きなくて、ただ時間に任せるしかない。読み終わった後もずっと考えている。

