
路傍のクロワッサン
@bear-jew
2026年8月23日
阿房列車
内田百間
読み終わった
「なんにも用事がないけれど、汽車に乗って大阪に行ってこようと思う。」
天邪鬼爺さん百間先生が、国有鉄道の職員ヒマラヤ山系くんを随行させ繰り広げる無目的な紀行録をまとめた本書。
「酒を飲み過ぎてはいけない」と言っておきながら結局深酒してしまったり、「切符が取れなかったら諦めればいい」と言っていたのにいざ入手できないとなれば絶対に行くと意固地になるいい加減さが、とにかく面白い。
諧謔に満ちた独自の視点が満載で、つい笑ってしまうこと必定。
インターネットの膨張によって他者の目を過剰に意識してしまう現代だからこそ、百閒先生くらいのテキトーさが眩しいです。




