さくらん "新選組藤堂平助 (文春文庫 ..." 2026年8月23日

新選組藤堂平助 (文春文庫 あ 44-2)
ある新選組アニメ関連でフォローした方が激賞していたので読んでみた。 土方歳三への思慕と自身の出自・思想の狭間で苦しみ、もがき続ける藤堂平助は哀切で美しかった。 土方歳三に生きる意味を教えられ、その姿を追い、やがて一人の人間として思想を持ち彼の元から離れて行くー現代であれば自然な成長であっても、時代がそれを許さない。 結末はあまりに儚いが、なんとなく藤堂は最終的には自分の人生に満足したのではないかと感じ、読後感は悪くなかった。 私は最近山南敬助に浸かっているので彼の登場のたびに心臓の鼓動が早まり、落ちつかなかった。 普段は目立たないのに、死ぬ時は皆に(今回は特に土方歳三に)見えない傷跡を残していった。最高ですね。
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