
くる見
@walnut966
2026年8月23日
菜食主義者
きむふな,
ハン・ガン
読み終わった
小説を読んでいると時々「くらった」と思うことがある。
何か強い衝撃を与えられたときの気持ちに近い。
そして今回、見事にくらってしまった。
それぞれの視点で描かれる連作小説。
菜食主義者というタイトルから想像していた話より遥かに壮絶。
しんどいのに、読むのを止められないあの感覚。でも読んでよかった。
人間から獣へ、獣から植物へ変わっていく過程。またそれに翻弄され取り残された人間の、そのもがく様が不気味であるのに釘づけになってしまう。
人間も動物の一種であり、動物も植物も生命という大枠に含まれているが、その境界線を踏み越えるときどうしておぞましいと感じるのか。
夜中から明け方にかけて読んでしまったせいで余計に頭がくらくらする…。



