
ほんのうに
@bk_urchin
2026年8月23日
ガラスの街
ポール・オースター,
柴田元幸
読み終わった
ミッドナイトジュンクラブの「深夜の秘密の読書会」で購入。オースターは名前は聞いたことあるけど、、というくらいで何の予備知識もなかった。久々に文学を読んだ!という感じ。深夜の眠気の中で読むのは難儀だったw
主人公は作家。深夜の間違い電話をきっかけに、自身が小説内で描き続けてきた探偵業に取り組むことになる。
後半、ピーター・スティルマンを尾行するあたりから"探偵小説み"が増してきて物語がどう転がるのかと思ったら、最後は解脱した禅修行者のようになり現実と精神世界の境目が曖昧になっていく。探偵小説のセオリー通りに謎が解かれないモヤモヤも感じたが、この物語がクインが残した赤いノートを書き起こしている(から、クインが見た現実以上のものは、この物語では書くことができない)という設定によって、そのモヤモヤも不思議な後味として変換されるという初めての読後感だった。


