
Nao
@ayase_records
2026年8月23日
読み終わった
感想
ミステリにおける伏線の技法に特化して解説されているハウトゥー本。
長年ミステリを読んできているので体に染み込んでいると思っていたが、テクニックを細かく言語化されると、なるほどと膝を打つことが多々あった。
たとえば叙述トリックのくだり。
叙述トリックとは、作中人物ではなく読者に対してのみ仕掛けられているトリックなので、小説内で真相を解明させるのが難しい。
どういうことかというと、普通の密室の謎などは、読者と同様に作中人物にとっても謎なため、真相解明シーンが必要だ。
それに対して叙述トリックは作中人物相手に真相解明をする必要がない。
つまり真相解明シーンを入れるためには、メインの叙述トリックとは別に作中人物にとっても謎である事柄を設定し、その真相解明と抱き合わせで行う必要があり、難易度が跳ね上がる。
など。