端隅
@R_nut
2026年8月24日
読み終わった
カウンセリングとはどんなとき(人)に、何が行われるのか。あるいはカウンセラーは何をしているのか。
大きく「作戦会議としてのカウンセリング」と「冒険としてのカウンセリング」に分けて説明されている。どこ(社会や心の界面など)への介入を行うのか、目的(生存・生活/実存・人生)の違い、優先順位、どのように「終わる」のか、など丁寧に書かれ、カウンセリングの構造がわかるようになっている。
心が変化するとはどういうことなのか、また「終わり」がもつ力についてがとても面白かった。カウンセラーは名探偵であり、伴走者であり、舞台の脇役でもあり……特に冒険ではユーザーとともに嵐(小さな死のようなもの)を乗りこえねばならず、たいへんな仕事だなと思ったし、だから専門性や技術が必要な仕事なのだとわかる。
身体もそうだが心というものも、よくわからず、客観視するのは尚更難しい。思考の癖だったり反復してしまう「脚本」が自分にもあるのだろう(自覚できるのもあるけど……)。よくわからないでいたカウンセラーについて、自分でどうにもならなくなったとき頼れる存在になり得ると思えたので読んでよかった。