
ここの
@kokono
2026年8月24日

湾
宮本輝
読み終わった
久々の読後感。
なんとも言えない静かな音がずっと響き続けて、その余韻を味わい続けたくなる。
こういう読後感が得られる読書というものに久しく触れていなかった、とまず思った。
声を殺して泣くような、そんな嗚咽泣きがしばらく止まらない。
読み始めは、忙しい日常の合間に読もうとするには、なかなか気力と体力がいる感じだったけど、なぜかこの本は併読ではなく読み切ろうと思ったのが良かったのかも。
どっぷりとこの世界観に浸ることができた。
半分過ぎたあたりからは、もう宮本輝ワールドにどっぷりで、読むこと自体が幸せを感じるような。
読書筋の鍛え直しには最適だった。何に感謝しているか、ひとえに言い切れないけど、いろいろなこと全てに感謝。
今改めて、この読後感は、ポールオースターのムーンパレスを読み終えた時と似ていると思った。(もちろんストーリーは全く違う)
となると、次はムーンパレス再読か。
いや、気になっている百年の孤独か。
読みかけになっている「一万年の旅路」にするか。



