
あおい
@booklover_aoi
2026年8月23日

鹿の王 水底の橋 (角川文庫)
上橋菜穂子
読み終わった
Kindle Unlimited
@ 自宅
やはり番外編でした。
西洋医学と東洋医学がベースになってるのかな。
漢方薬の素材がいくつか出てきていたので、読みながら人間ってたくましいな、と思ってました。
これがこの症状に効くかもしれない、と仮説を立てて使ってみて、よかったものが着々と医療として成立していったんだろうなと思いました。
作中では人と動物で明確に線を引いていて、動物が関連した薬品は一切使用しないという派閥が強いのが清心教医術、効果と安全性が担保されたものは使うのがオタワル医術と定義されていたけど、人って考え方でこんなに違うことするんだなと改めて感じました。
動物が汚れ、清心教徒は乳製品は食べないけどお肉も食べないのかな…
魚は食べてたけど、貝毒は駄目とかもう線引きが曖昧。
そのあたりも、もともと開祖が動物だからとか線引きしてないから、動物が介在した薬は使わないという後付けのルールの辻褄合わなくなってきてるのかなと思ったりしました。
上橋菜穂子さんが描きたかったシーン、ミラルの性格を細やかに描いてくれていたから、読んでいてすとんと心に落ちました。
生き方や考え方がよく表現されたシーンで、心に残りました。
どんな時も自分に正直でありたいし、少しでも成長していきたいなとミラルやホッサル、真那を見ながら感じてました。
どう生きるか、ということについて考えさせられるとてもよい作品でした。