みや子 "夜果つるところ" 2026年8月24日

みや子
みや子
@miya1989
2026年8月24日
夜果つるところ
読み終わった後に震えが走ったのはこの本が初めてだ 鈍色幻視行を読み終わった勢いそのままに、夜果つるところを読んだ 鈍色幻視行で内容には触れられていたけれど、そこでは物語の根幹に関わる重大な事実も書かれていたけれど、でもそんなの関係ないくらい惹き込まれて圧倒される作品だった 耽美で淫靡で妖美、奇怪で悍ましく、なのに眩暈がするくらい美しい 暗がりに怪しく浮かび上がる館で巻き起こる薄暗く悲しい話なのに、誰も救われない悲惨な話なのに、もうそんな悲しくなることが続くのしんどいしやめようよって思うのに、でも読むのを止められなかった こんなに救いのない話も久しぶりに読んだ というか、ここまで救われないってなると、主人公が長年かけて作り上げた妄想の中のストーリーなのではって思いたくなる けど、それにしたって最後の〆よ 鳥肌立った それくらい素晴らしい終わり方 鈍色幻視行と同じくらい作り込まれた世界観に潜り込んで、物語の世界で色んな感情にもみくちゃにされて、吐き出しようがないくらいの種々雑多な感情に頭の中ぐっちゃぐちゃになったところでのあの終わり方 震えない方がおかしいって もーーーーーー、本当に鈍色幻視行もそうだったけどまじでヤバい 恩田陸先生の世界から帰ってこれないわ 熱中しすぎて生命力だいぶ削れた気がする でも、寿命縮んででも読む価値がある これたぶん何度でも読み返したくなる本だなあ 墜月荘の異形なる佇まいに精神が取り込まれて抜け出せない
夜果つるところ
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