
にちぇにちぇ
@N_1
2026年8月20日
白夜行
東野圭吾
読み終わった
感想が難しい。この小説を読んで思ったことは、まず、小説の一部に出てくる過激な事象を取り上げ、揚げ足を取るようにその箇所は卑劣だと言う人がいる。この作品ではそのような揚げ足を取られかねないシーンも多い。でもそれは本質ではない。
この世はそんな氷山の一角を本質と見誤り、ここぞばかりに叩きのめす。人間の認識能力はとても暴力的なのだ。
この小説を読めば、いかに断片的なことで物事を捉えてはいけないということがわかる。
そして、この小説を読んで思い出した曲は米津玄師の「Lomon」である。『あたがいなきゃ永遠に昏いまま』、『今でもあなたはわたしの光』。そんな歌詞がこの作品のイメージとピッタリハマる。
天国と地獄、昼と夜、白と黒のように人はなぜか白黒で対比をさせる。「白夜行」はまさにもう朝が訪れない女性とそれを照らし昼にする男性の純愛を他人の視点で輪郭を形取り浮き上がってきたような物語なのだ。