
マヤ
@mayaya_2025
2026年8月23日
スイマーズ
ジュリー・オオツカ,
小竹由美子
読み終わった
こちらを課題本に読書会を開催した。
前作『屋根裏の仏さま』の語りの手法を引き継いだような、印象的な文体。
スイミングプールに通う人々、そこに走るひび。
そして一人の人物の人生へと焦点が当たっていく。
覚えていることと忘れていくことの描写が具体的なのが切なくて、後半は涙ぐみながら読んだ。
母に愛されていたこと、その愛情に応えきれなかった後ろめたさなど色々な感情が相まった著者(あなた)の後悔をひしひしと感じる。
しかしそういった寂しさや虚しさは最終的に愛おしさにもつながっていて、一言では表せない家族(母娘)という複雑な関係を繊細に描いていると感じた。
前半と後半、そしてその間のひび、という構成も不思議だけどおもしろかった。
また何年かしたら読み返したい。






