
松戸晶
@Sanana
2025年4月3日

ネガティブ・ケイパビリティ
帚木蓬生
まだ読んでる
@ 自宅
ゆっくりジワジワと読んでいる。
まだまだ前半なのだけど、そもそもの精神療法、精神分析という部分にドキドキしている。
自分の中に、気が付かぬ、または気がつきたくない闇はある。それが突然、とれたての巨大マグロのようにピチピチと暴れたら。
もし自分が相対している人から、そっと忍足で黒豹が飛び出てきたら。
そういう、よく分からない精神の不思議さに向かおうとするひとたちはすごいなと思う。
そして、少なくとも自分の中のマグロとは、自分自身が向き合わなければならないな、ということは、いつも頭の片隅に置いておきたい。それを静かにさせるでもなく、恐れるでも拒否するでも歓迎するでもなく、グッと耐えて、その行く末をただ見る。ただただ、見る。そんな力が知りたくて、ヒントを得たくて、この本を読んでいるのだから。
