
かけ
@kake
2026年8月25日

アンチ・スポーツの哲学
難波優輝
俺は正直言ってスポーツがあまり好きじゃない。
ずっと野球をしてきた側の人間としてこのような感覚を持つことがおかしいと思っていたが、この本を読んでその違和感を言語化できそうだ。
スポーツは人格形成において有効だとよく言われるが、俺は全くそうは思わない。運動部というのはむしろ、スポーツで他人を排斥することをモチベーションにしていて、それは中高大とレベルが上がるごとに、他人を排斥してきた、あるいは排斥できる側の人間が残っていく。
そんなスポーツを美談として語る社会も嫌だ。汗、涙、努力というのを自分達ではなく、周囲から押し付けられる。ゴールではなく努力すること自体に価値があると言われる。
スポーツを倫理学的目線で見ることはずっと体育会系社会で生きてきた俺が、客観的目線を手に入れるごく僅かな手段だろう。
非常に面白い1冊だった。
