
きなこ
@kinako2025
2026年8月25日
アウシュヴィッツのタトゥー係
ヘザー・モリス,
笹山裕子,
金原瑞人
読み終わった
考えさせられる
1942年アウシュビッツに送られた一人の青年が3年後に解放されるまでの実話を元にした小説。
主人公ラリはアウシュビッツで、送られてきた人々の腕に番号のタトゥーを彫るタトゥー係になった。
他の重労働よりも少しばかり体力的には楽だが、精神的にはキツいことが多かった。
ドイツ軍が気分次第で自分たちの命をもて遊んでいる姿を目の当たりにし、衝撃を受けるラリ。唯一の救いはギタという女性に恋をしたこと。同じ境遇の彼女と会う機会は少ないが、生きてこの収容所を出て、ギタと一緒に暮らすことを夢見て、ラリは極限の環境を生き抜こうと努力する。
実話をもとにというのが、読んでいてとても辛かった。アウシュビッツに関係する書物も映画も観ていたけれども、この辛さには慣れることがない。
人権が皆無の世界で、人間はどこまで尊厳を持って生きることができるのか?人に優しくできるのか?自分自身に突きつけられているように感じた。もし私なら?

