
えか
@eka
2026年8月25日
タタール人の砂漠
ディーノ・ブッツァーティ,
脇功
読み終わった
読了〜!
ホラーではないんだけどホラーというか多分読み手にとっては痛いぐらいブッ刺さるやつだ……
多分、歳を経るごとに刺さるやつかもしれない
人生の時間は気付けばどんどん過ぎ去って、まだ未来がある、いくらでも何でもできるような気持ちと、いつかは、いつかはこういう未来に、みたいな期待を持ち合わせたまま、歳を経るごとにどんどん時の流れは加速して、いつの間にかもう何もやり直しが効かないところまで老いていて、結果的に何も手にできていない何も成せていない……
あとは老いて死を残すのみとなったら途端に今度は時の流れが進まない、死を待ち始めると今度は時が長くなる……
何が怖いって、これ誰でも当て嵌まる可能性あるじゃんってところ……
自分自身がジョバンニ・ドローゴでは無いとどうして言えよう?って具合に、読みながら焦燥感に襲われていたよ……
私も、いつかはこういうことを成したい、みたいなのはあるけれど、
「そう思い始めて何年経った?今何歳?果たして今何が出来ている?成果物は?何がある??お前の周りの連中は既にみんなそれぞれ成果を出しているのに???」
となって、まずいまずいまずいやらなきゃ何かやらなきゃって気持ちでいっぱいになってしまったや……
作中では「時の遁走」って言い方で表現されていたけれども、既に時の遁走を己も何年も前から感じ始めていて本当に怖いなって……


