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@FELTz75
2026年8月25日

文庫 津田梅子
大庭みな子
読み終わった
audible
津田梅子の人となりがどうのこうのというのは置いておいて、この本の書き方は独特で面白い。
大量の津田梅子本人の書簡をベースにしつつ、それを補完する情報や著者の考察を織り交ぜていくスタイル。
往復書簡型のような手紙本文だけで構成するのでもなく(この本の場合は片道だけど)、伝記もののようにストーリーだてされているわけでもない。
ノンフィクションのようでもあるが、筋立てがまとまりきっているわけでもない。
正直言って、途中で話が逸れて???となるところもあった。
でも、本人の書いた手紙という圧倒的な一次ソースを使うことで、他の形式とは全く違う人物造形が現れる。
それも、公開することを前提としていないものだからこそのリアリティ。
ある意味、マルクス・アウレリウスの「自省録」が類書と言っていいのでは。
話の脱線が気になりつつもそこまで嫌ではなかった。
この本はオーディブルの阿部夏来さんの朗読を聞きたくて選んだのだが、手紙を読む部分と著者の所見のところで読み方を変えていたので、どの文脈の内容なのかがすぐわかるからかも。
耳福でした。

