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@FELTz75
- 2026年7月10日
どこの家にも怖いものはいる三津田信三audible読み終わったオーディブルで読了。 3つめと4つめ、そこに行かなきゃいいのにまんまと入っていってしまう系の怖い話が好きですね。 3つめは夜歩きながら、4つめはやはり夜に家で一人で起きてるときに聞いていたから、自分も入りこんだみたいだった。 なんて言うのは結局フィクションだからなんだけれども、最後に怪異の元凶の場所が明らかになったときにほんのり冷や汗が…。 変な音…。 - 2026年7月4日
臨床の砦夏川草介audible読み終わったすごい取材力だなと思ったら実体験だったのか。 この修羅場にいながらも修羅場を描ききるとは、そんなことが人にできるのかと。 そして一番深い修羅場にいる人ほど、飲み込まれずにヒューマニティーをもちつづけていた姿に、哲学の頑健さを感じた。 本は破れても、思想は深いところで人を支えるのだと。 コロナほど極端なことでなくても、薄っぺらい論調や誰かを攻撃するだけの弱さからは距離を置きたいと、あらためて思った。 - 2026年6月30日
BLUE GIANT MOMENTUM(8)NUMBER8,石塚真一読み終わった買ったそろそろ飛躍の巻なのかと思ってたけど、まだまだ溜めているようだ。いいぞいいぞ。飛躍直前のワクワク感をもっと楽しませてくれ。 - 2026年6月28日
恩讐の彼方に菊池寛audible読み終わった「税金で買った本」を読み返していて、1巻でモチーフに使われていたので読んだ。 悪事に手を染めながら生きていたのに、急にスンってなって遁走するの、なにかの特性を感じる。しかもそのあと、人生をかけて穴を掘り続けるとか。 寺がこういう人の更生の機能をもっていたんだな、とか、石平少年の本探しが穴掘りになぞらえられてるのウケるな、とか、たぶん作者が言いたいことじゃないところを興味深く読ませていただいた。 - 2026年6月24日
audible読み終わったかつて読んだ何年か前に読んで、そのときの鮮烈な印象は残っている。 オーディブル版もいいぞと勧められて再読。 最初に読んだときにいかに読めていなかったかを突きつけられた感があった。 というか、今だからこそ鮮烈な印象にとどまらない切実な苦しみがわかった気がした。 環境によって身についた処世術が生き方に強く影響して、それゆえに大人になって苦しむ様。 じゃあその過程で彼の問題に誰か気がついて助けられたのか?彼自身で変わることはできたのか? チャンスはあったかもしれないけれど、難しかっただろうと思う。 名前のある問題ではないから。 強いて言うならば、大切にされ、尊重された実感が乏しいまま大人になってしまった。 それでも、友人や文化との出会いが救いになりうる可能性はあった。 しかしそうならない不運もあった。 苦しみを経つつも、幼少期の出会いとその後の再会、生活を成り立たせエジプトに行けるだけの経済的基盤を支えた巡り合わせ、苦しみの源泉の一つだった姉からの言葉などから、自分の生き方を見つけ直した姿、これらが彼の問題の原因となったものから生じているのもまた人生の難しさだなと思ったり。 ここまで極端ではないにせよ、子どもの頃の体験から生まれた屈託が人生に影響することって、すごくあると思う。自分にもある。解決したものも、まだしていないものもある。 これが名前のない苦しみで、まだ名前はないけれど、存在することを認識できたことは救いだなと思った。 姉視点での話を小説ではない視点で読んでみたい、というのは職業病かな。 松坂桃李の朗読が素晴らしい。この声だけでも聞く価値がある。 - 2026年6月9日
法廷占拠 爆弾2呉勝浩audible読み終わったいやー、面白かった。裁判までいってもタゴサクがタゴサクなのが最高。事件の首謀者が前回とは違うし、警察だから基本事件に対して後手に回る構図だからというのもあるが、キャラがしっかりたってるからそれぞれの立ち回りに違和感がない。あー、この人ならこうしちゃうよね、というのが腹落ちする。その上で、次々にくる犯人側からの仕掛けに対して振り回される様と、それでも矜持を貫く人、組織の中でいかに確信のある持論を通すか、それぞれの人間性がでているのがたまらんかった。 - 2026年5月25日
爆弾呉勝浩audible読み終わった映画は「佐藤二郎の上手な使い方決定版」のようで面白かったけど、それだけじゃなくて非常に原作リスペクトだったんだな、というのがよくわかった。 剥き出しの悪意への耐性がある程度は必要だけれども、偽りの表現に覆われたところから広がる、人の隠しきれない感情の発露がたまらない。 これもオーディブル向き。タゴサクは文字よりも声で感じ取ったほうがよりタゴサクを味わえそう。 - 2026年5月12日
祝祭と予感恩田陸audible読み終わった読んだことあったけど、本編と続けて読んだ方が当然楽しめた。 本編が天才たちの話なら、こちらは天才を彩る周りの人たちの話が多い。 一番好きなのはビオラのやつで、運命的な、いろいろな縁がつながっての出会いのストーリーは好き。 - 2026年5月8日
人文知は武器になる山口周,深井龍之介読み終わった買った深井さんの考えは、本として系統的にまとめるよりも話し言葉のほうが伝わりやすいな。 でも、ポッドキャストではなくて活字で読んだほうが、自分にインストールする上では受け取りやすいところもある。 そういう意味では、対談形式のこの本はとてもよいものだった。 特に、日本は外の文化を魔改造して取り入れるのが得意、というのは面白い視点。 自分に関係する例で言えば、インクルーシブ教育システムとか詭弁じゃないかと思ってたけど、日本で受け入れやすい魔改造ととらえて強みを整理すれば、グローバルスタンダードとも対等に議論しあえる仕組みになりうるかもしれない。 これからの自分がどういう立場でありたいのか、そのためにどういう資質能力を身につけるべきか、その指針としたい本。 そして子どもたちには、10年程度で勝利条件(この表現はあまり好みではないが)が切り替わることを前提として生きていくことと、変わらない資質として人文知をもとにした判断力が大事になることを伝えていかないといけない。 世の中のあり様と人の生き方の変化を楽しめる人でありたいし、あってほしいものだ。 - 2026年5月7日
蜜蜂と遠雷恩田陸audible読み終わった2回目をオーディブルで。 いろんな方向性の天才たちの戦いは、舞台がなんであれ面白いものだなと。 そんな中に高島明石のようなキャラクターを入れるなんて、隙がなさすぎる。 そんなことを描く恩田陸が一番の天才かもしれない。 朗読がとてもよかった。 - 2026年5月4日
- 2026年5月2日
税金で買った本(19)ずいの,系山冏読み終わった買った最近あんまり見なかった未体験の図書館イベントに目を輝かせる石平青年と、お茶目な小池さんが見られて楽しい巻だった。 永遠に続けてほしいし、ドラマも楽しみ。 - 2026年4月25日
三千円の使いかた原田ひ香audible読み終わった3千円だけじゃなくて、100円だったり500万円だったり、金額は違くてもその金額で自分たちが一番幸せになれる使い方は?ということに知恵を絞った人たちが素敵だった。 しかも、その考える過程は描かずに、ストーリーの中に自然に結論をポンと置いておくセンスたるや。 お金や資産のことはよく知って把握しておいたほうがいいけれど、それはあくまで手段として大事なのであって、自分たちにとっての幸せのあり方を捉えて目と手を離さない努力のほうがずっと大切で難しいことだなと。あたりまえのことだけれども。 ラストが最高なので、読後感の良さにしっかり浸れる。 - 2026年4月25日
- 2026年4月21日
イン・ザ・メガチャーチ朝井リョウaudible読み終わった本屋大賞ということで、すぐに読んでみた。 現代のリアル怪談とも言えるような怖い話だった。 リアルすぎて、身につまされて、他人事とは思えなくて怖い。 こんな、どんな生き方をしても詰んでしまう社会になぜなってしまったのだ。 人のネガティブな行動を促進するアルゴリズムを開発して、そうとわかってもやめないSNSプラットフォームの罪深さよ。 同じ怖い話でも、PRIZEの人間臭い怖さとはまた違った怪談であった。 - 2026年4月11日
国境のエミーリャ(16)池田邦彦,津久田重吾読み終わった買った完結した。 設定が面白いというか、リアリティがある。 それは、ドイツという見本があったことと、史実の裏付けがあり、それが巻末で示されていたから。 歴史はほんのちょっとしたタイミングの違いで全く異なる道に進むきっかけが生まれたり生まれなかったりするから、いま日本がこのルートにいることに感謝しないといけないなと。 しかし、悪い方に進みうるきっかけが過去とは比べものにならないほどたくさん生まれている現代の怖さもおぼえた。 こうなっていてもおかしくなかった日本を擬似的に見ることができて、ストーリーも面白く、全編通して弛むことなく楽しめた。 結末は個人的な希望とは違うルートだったけど、それもまたありうべき人生だよね、という納得感はあった。 - 2026年4月9日
恋文の技術 新版森見登美彦audible読み終わった森見流の登場人物の偏屈さの面白さを十分に味わえる。 そして、書簡型小説をもってして同じタイムラインを同じ人が違う方向を見ながら描く、というのがとてもよかった。 この本の構成に気がついた瞬間から、四畳半神話体系はこうやって応用が効くんだなと感心しきり。 書簡型小説なのに一人の手紙しかない。その仕掛けだからこそのこの作品の味だなと思う。 「やむを得ぬ!」 - 2026年4月2日
スピノザの診察室夏川草介audible読み終わった2回目。続編を読んだらまた読みたくなった。 マチ先生と花垣先生のバディのあり方が理想的だなって思う。 信頼という言葉では足りないものがある。 医療という技術自体に人を救う力があるわけではなく、技術をどう使うかが大事で、それを考えるには哲学という羅針盤が不可欠なんだなと、穏やかな語り口から受け止めた。 これって、なんの技術にも言えることだよね。 京都の和菓子をいつか食べに行きたいもの。 - 2026年3月28日
- 2026年3月21日
その復讐、お預かりします原田ひ香audible読み終わったこの舞台が弁護士事務所とか探偵事務所とかだと途端によくあるものになりそうだけど、「復讐屋」という箱を作り出したのが面白い。 タイトルもうまくて、復讐代行ではなく「預かる」んだ。 原田ひ香さんの作る舞台はいつも秀逸で、その舞台でしか描けない物語だからこその唯一無二の感覚に至れる。 ひいおばあちゃんの復讐の話はいろいろ考えさせられた。
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