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@FELTz75
  • 2025年11月6日
    税金で買った本(17)
    税金で買った本(17)
    発売日に迷いなく買って読み切るぐらいには好きですね
  • 2025年11月4日
    ミーツ・ザ・ワールド
    まず人物造形がすごい。どの登場人物もなかなかにエッジが効いているが、特にユキは比較的出番は少ないのにその履歴と言動のすべてがツボだった。一般的な幸せを幸せと感じられない人が、なんで延々と床でスライディングしてるんだよ…! 設定としては自分と共通項がほとんどないストーリーなのに、人生の中で言語化できてこなかったモヤモヤした思いをいくつも言葉やセリフにしてくれていた。人がどんな人生を歩むのか、歩みたいと思うのか、もういいやって放り投げるのか、流れるままになるのか、どんなことを思いながらそれぞれの人生を過ごすのかは全部たまたまそうなっているだけなんだなと。 常識や一般論的な生き方だけじゃなくて、幸せであってほしいというような一見素朴な願いであっても、そこにはある種の無遠慮さがあることを自覚しないとなと思う。
  • 2025年10月31日
    BLUE GIANT MOMENTUM(6)
    BLUE GIANT MOMENTUM(6)
    間違いなく勝つよね、というのはわかりきっているのに、こういう勝ち方をするのか…!と期待を越えてくる。
  • 2025年10月26日
    青い鳥、飛んだ
    児童養護施設に出入りさせてもらって経験したことが今の自分の生き方を方向づけるきっかけになったと思っている。それゆえに想像できるはずなのに、個人的な顔が浮かぶだけに想像したくなくて、あえて考えないようにしていたこと。そういう自分の弱さ、軽薄さと対峙させてくれた作品。それで恥ずかしいというよりは、初心に立ち返らせてくれたことで新たな前向きな気持ちをもてた気がしている。そんなところから、タイトルが秀逸だと読み終えて思う。 弱い立場の人たちを本当の意味で救える仕組みがないこと、救うことの本質的価値が尊重されていないこと、人の尊厳を踏み躙るような言説にインセンティブがつくこと、なによりそんな社会のままであることが否定されず、あまつさえ積極的に肯定されていること。 そういうことを遠慮なく暴いていくのがさすが丸山正樹! たぶん現実はこのフィクションよりも酷いのである。 こんな社会でいいの?という問題提起の一つの形だなと思う。
  • 2025年10月14日
    二人キリ
    二人キリ
    なかなかの大作だった。 人が他人のことを理解しよう、理解したいと思ったら、そのためには人生の大半を捧げないとたどりつけない境地がある。 センセーショナルな記事や、ましてや見出しなんてなにも本質的ではない。 一言では決して言い表せないのが人であり、その行動であり、そのこと自体に謙虚で誠実でないといけない。 主人公はその姿勢を貫いたからこそ、定さんから理解され、定さんを理解することができたのだろうと思う。 定さんがやったことは、読み終わった今でも意味がわからないし共感はないが、それをやってしまったことがなんとなく納得できる。 どこがどうと言語化はできないし理屈では説明つかないが、納得できてしまう。 出来事それ自体ではなく、人を理解することについての葛藤や苦しみも含めた過程が印象深い作品だった。 村山由佳がこんな作品を書いてるなんて、20年前の自分に言ってもとても信じないだろうな。 オーディブル版の朗読が本当に素晴らしく、朗読向きの作品だとも思う。
  • 2025年9月11日
    残照の頂 続・山女日記
    湊かなえ観が大きく動揺した。作風は違うのに、言葉の使い方や登場人物それぞれの視点を交代しながら紡いでいく進め方なんかは典型的湊かなえ作品なので、脳がバグる感じを覚えた。エピソード間の連なりがあるという意味では前作のほうが良かったが、こちらはこちらでいろんな人のいろいろな山との向き合い方と人生があって、それも良かった。
  • 2025年9月2日
    山女日記
    山女日記
    人と人、エピソードとエピソードの連なりが面白くて、不幸のミルフィーユを作るのが上手い人は不幸じゃない層も織り交ぜたミルフィーユも作れるのか、さすがすぎる…!となった。湊かなえの引き出しの多さよ。トンガリロはしんみりして2回聞いた。大人になってからそんな簡単に友達ができるものかとうらやましく思いながらも、うまくいく世界線があってほしいと願ったカラフェス。一人でできることを誰かと共にすることに価値があるし、その価値は多様なんだなと。
  • 2025年8月27日
    激しく煌めく短い命
  • 2025年8月24日
    PRIZE-プライズー
    初めから終わりまで、ずーっと怖くてゾクゾクしていた。ストーリーが面白いのは間違いないけど、天羽カインというキャラクターは近くで観察するには極上の素材なんだと思う。本当にいたとしたら知り合いになりたくはないけれど…。この人とあの人にモチーフがいるとしたら、それはそれでさらに怖い話になるけれども。
  • 2025年8月19日
    人間みたいに生きている
    佐原ひかりさん、読んだのは「鳥と港」に続いて2冊目。文庫を買いました。 佐原さんの描く、社会との折り合いがうまくいかない人の描写がたまらなく好みだなと。 この作品の場合は、折り合いがつかないどころの話ではないけれど。 主人公の視点だけでストーリーは進んでいっていたけど、どうしても泉さんに感情移入してしまう。 そうすると、この主人公にさえも理解してもらえないのか…、という絶望を感じずにいられない。 マイノリティはマイノリティ同士でも理解し合うのは難しい。誰も自分の特性は選べないんだから、カテゴライズせずともそれぞれの違いを受け止めようとしないといけない。 マジョリティとかマイノリティとか、病気があるとかないとか、そういう雑な解像度の見方は、生き苦しくなる人を増やすのだなと。 一つ壁を壊すと、壁だと思っていたものを勢いで次々と乗り越えていけてしまうあたりが、リアリティがあるなと思った。 「東京喰種」を読んでいたので、この突飛な設定にもすんなり入り込めたのかもしれない。
  • 2025年8月17日
    藍を継ぐ海
    藍を継ぐ海
    ストーリーに科学的な視点を組み込んで、すごくよく考えられて構成された話たちだったなと思う。でもたぶん科学的なことを伝えたいのではなく、ちゃんとメッセージは別にあるのがいい。鈴木俊貴先生が鳥の魅力を伝えようと書いたのであろう本なのに、読み手には本人の生き方がめちゃくちゃ面白い、みたいなのを、ちゃんと計算してフィクションにしてる感じ。どの話も、ガツっとハマるというよりはじんわり沁みてくる。科学的には間違っていることでも、人はそれだけで動くものじゃない、という人の理性的でない部分が逆に魅力として際立っていた。 研究者の置かれた現実を切実に表現していたところがあったので、研究者の知り合いたちに代わって言っておきます。直木賞受賞作だし、最初の話だけでも読んで!
  • 2025年8月6日
    税金で買った本(16)
    税金で買った本(16)
    いつの間に累計150万部もいってたのか!勝手にマイナー扱いで人に薦めててすいません。。でももっと売れていいはず!石平くんの大学エピソードがはじまったのもいいぞ!大学図書館にも入りこむなんて最高かよ!個人的には現在連載中の作品で3本の指に入るくらいには好きですね。
  • 2025年8月5日
    遠い太鼓
    遠い太鼓
    人に薦められると基本的には読むことにしているのと、せっかく村上春樹アレルギーもなくなってきたからということで読んでみた。旅行記とも日記とも違うし、何を読まされているんだろうと時々気が遠くなりながらも、最後までやめようとは思わなかった。妙に魅かれるところがあった。こういう根無草の生活というものをまったく想像したことがないからだろう。自分がまだ生まれて間もない頃に、今の自分と同じくらいの年齢だった人がどういうことを考えていたか、という視点でみて興味深いところもあった。旅のきっかけが、どこがどうとは言えないけれど、なんとなく共感できた。うまくいかない旅の経過や旅先の悪口、ときどき素晴らしい体験、という要素のバランスがいいのかもしれない。でも個人的には悪口をもっと聞いていたい気もする。
  • 2025年7月30日
    ピアノマン
    ピアノマン
    いいマンガはノベライズもまたいい。雪祈、玉田はいいやつだ。マンガと同じで関係者インタビューがあるのがまたいい。
  • 2025年7月23日
    僕には鳥の言葉がわかる
    すごい研究者がそのすごさを自慢するでもなくさらっと書いてる。研究者すごい。あとちゃんとご飯食べて。
  • 2025年7月22日
    それいけ!平安部
    自分がほぼ通らなかった道だということもあり、部活青春モノを読むと羨ましくなる。成瀬のときもそうだったが、不穏な因子がないわけではないのに、部員たちの関係性がそれを吹き飛ばしていく。いまの高校生がこういう思いやりと自分たちを大事にしようという態度をスマートに実践できるのであれば、将来は明るいと信じられる。
  • 2025年7月9日
    国宝 下 花道篇
  • 2025年7月9日
    国宝 上 青春篇
  • 2025年7月5日
    BLUE GIANT MOMENTUM(5)
    BLUE GIANT MOMENTUM(5)
    現在連載中の作品の中で、ベスト3に入るくらいには好き。
  • 2025年6月28日
    成瀬は天下を取りにいく
    オーディブルで2回聞いていたが、文庫がでたので買った。字面で読むと笑けてくるところを発見したり、漫才のとこは朗読のほうがよいなと思ったり。まだ途中だけど、早くミシガンに乗りたい。
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