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@FELTz75
  • 2026年4月11日
    国境のエミーリャ(16)
    国境のエミーリャ(16)
    完結した。 設定が面白いというか、リアリティがある。 それは、ドイツという見本があったことと、史実の裏付けがあり、それが巻末で示されていたから。 歴史はほんのちょっとしたタイミングの違いで全く異なる道に進むきっかけが生まれたり生まれなかったりするから、いま日本がこのルートにいることに感謝しないといけないなと。 しかし、悪い方に進みうるきっかけが過去とは比べものにならないほどたくさん生まれている現代の怖さもおぼえた。 こうなっていてもおかしくなかった日本を擬似的に見ることができて、ストーリーも面白く、全編通して弛むことなく楽しめた。 結末は個人的な希望とは違うルートだったけど、それもまたありうべき人生だよね、という納得感はあった。
  • 2026年4月9日
    恋文の技術 新版
    森見流の登場人物の偏屈さの面白さを十分に味わえる。 そして、書簡型小説をもってして同じタイムラインを同じ人が違う方向を見ながら描く、というのがとてもよかった。 この本の構成に気がついた瞬間から、四畳半神話体系はこうやって応用が効くんだなと感心しきり。 書簡型小説なのに一人の手紙しかない。その仕掛けだからこそのこの作品の味だなと思う。 「やむを得ぬ!」
  • 2026年4月2日
    スピノザの診察室
    2回目。続編を読んだらまた読みたくなった。 マチ先生と花垣先生のバディのあり方が理想的だなって思う。 信頼という言葉では足りないものがある。 医療という技術自体に人を救う力があるわけではなく、技術をどう使うかが大事で、それを考えるには哲学という羅針盤が不可欠なんだなと、穏やかな語り口から受け止めた。 これって、なんの技術にも言えることだよね。 京都の和菓子をいつか食べに行きたいもの。
  • 2026年3月28日
    一級建築士矩子の設計思考 ( 5)
    今回のように同じ条件で違う間取り図がでてくるの、とっても面白い
  • 2026年3月21日
    その復讐、お預かりします
    この舞台が弁護士事務所とか探偵事務所とかだと途端によくあるものになりそうだけど、「復讐屋」という箱を作り出したのが面白い。 タイトルもうまくて、復讐代行ではなく「預かる」んだ。 原田ひ香さんの作る舞台はいつも秀逸で、その舞台でしか描けない物語だからこその唯一無二の感覚に至れる。 ひいおばあちゃんの復讐の話はいろいろ考えさせられた。
  • 2026年3月15日
    エピクロスの処方箋
    誰にでもおすすめできる名作。 たまにはこういうのも読んどかないと。 依代として立ち戻る哲学をもつことの大切さを、こういう作品を通して表現してくれるのはとてもありがたいことだと思う。 朗読が心地良かった。 前作ももう一回聞いとこうかな。
  • 2026年3月1日
    書簡型小説「二人称」 ヨルシカ
    「違国日記」で槙生さんが、「人の手書きのものは読むのにエネルギーがいる」「生っぽさ」と言っていたが、ほんとそうだなと思いながらも読み始めたら一気だった。そして読後の心地よい疲労感よ。 封筒を取り、便箋を出し、一枚ずつ読み、一枚ずつ折り、封筒にしまい、また次の封筒を取り、という流れを繰り返しながら読み進めていく。 この物理的な操作と、それに伴って生まれる間も含めた体験が、この形の作品でしか味わえない。 原稿用紙や便箋への書き込み方が、まさに「生っぽい」。 活字で印刷されて製本された本では決してたどりつけない感覚にたどりつける、貴重な作品だった。 アルバムが出る前に読了できてよかった。 これを読んだ上で聞くのが楽しみ。 そして、アルバムの曲と曲順が耳に馴染んだら、また読み返してみようと思う。 読み返したくなる仕掛けも満載。
  • 2026年2月28日
    書簡型小説「二人称」 ヨルシカ
    この形式で作ることができた出版社がすごい
  • 2026年2月28日
    成瀬は都を駆け抜ける
    2周目をオーディブルで。 森見登美彦を読んだあとの「実家が北白川」は細部まで面白いし、成瀬母のモノローグは朗読で聞くとぐっとくるものがある。 最後が島崎視点なのがたまらないし、何度読んでも好きなラスト。
  • 2026年2月14日
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
    読むのにも、感想を書くのにも勇気がいる作品だと思う。 読んだタイミングもあって、心にズンと残る重しのような存在になりそう。 登場人物の中で、思考パターン的に比較的近しいのは作家先生だったと思う。ただ、行動パターンが異なるので、「こうなってしまってもおかしくない自分」を見ているようでとても怖かった。 この人物と自分とは属性が大きく違うという乖離と、この人物が強く批判しつつもそれと同じことをしていることに感じている負い目というのが、理想をもちつつもそのように存在できない苦しさというところで近しさを感じさせていたのではないかと思う。 ちょうど選挙の結果がでた時期に読んでいて、自分がこうあってほしいと思う社会の姿とまったく違うことを思っている人が大多数なのだということを思い知ったタイミングでもあった。 その行き着く先は、大多数の人が何かしらの不幸の連鎖に絡めとられる滑り坂であるということを、図らずも明白にしているとも思った。 出来事の連なりで不幸が連鎖していくのではなく、人が周りの社会から不幸の道に誘導されていく怖さ。こういう怖さは好みではないけれど、リアリティのある怖さから見えてくることもあった。
  • 2026年1月22日
    四畳半タイムマシンブルース
    四畳半タイムマシンブルース
    森見登美彦のこのフォーマットの作品、ずっと読めるな。中毒性がある。特にこれは、四畳半神話体系の並行世界+タイムスリップ要素も加わって、これから読むとややこしいが、人物像とフォーマットを知っているととても楽しめる。
  • 2026年1月16日
    富士山
    富士山
    「あのときこうしていれば」というパラレルワールドに思いを馳せる話たち。 本当にたまたまこれを読むことにしたのだけど、森見登美彦の「四畳半神話体系」を読んだばかりだったので、似たようなテーマでもシリアスさの落差が激しすぎて面白い。 同じ名前の料理なのに、材料から見た目から全てが全然違うものを続けて食べて変な表情になる、みたいな感じであった。
  • 2026年1月6日
    宙わたる教室
    宙わたる教室
    学ぶことの価値や意味を、多様な登場人物の立場から感じさせてくれる作品。 群像劇でありつつも、学ぶことを諦めていた無自覚の学習障害の人がメインの主人公っぽい。 自分にとってこの設定は、物語としての重要なファクターであると同時に、現実として正面から向き合うべきテーマでもあるので、エンタメ以上の価値がある作品だった。 きれいごとだけでは済まない現実があるのは確かだけれど、そのきれいごとは実際に起きた事実をもとにして紡がれたストーリーであるというのが感慨深い。 勉強や研究って、楽しいものだよね、夢中になれるものだよね、仲間と協力すれば一人では辿り着けないところまで連れて行ってくれるものだよね、というのを真正面から描いているのも心地よい。 人を属性や見た目で決めつけてインスタントに批判するシステムが幅をきかせているが、背景も含めて人を理解しようとすることの大事さとそのためには対話が必要であることを、あらためて考えさせられた。 これからドラマ見る。
  • 2026年1月3日
    太陽の塔 (新潮文庫)
    森見作品にハマって連続で4作読んだ4作目。友人に予言されたとおり、大学生を引きずっているような人にはなかなかに刺さるものだった。 「夜は短し〜」や「四畳半神話体系」は、作者の脳内にとめどなく溢れる言葉をうまく紡いで物語に昇華させたような印象だったけど、この作品は作者の脳内から溢れでた言葉をそのままぶつけてくるような圧力があった。 果たしてこれはファンタジーなのかはわからない。
  • 2025年12月29日
    ペンギン・ハイウェイ
    SFやファンタジーは進んでは読まないので新鮮だった。こういう主人公の作品に、小学生のときに出会いたかった。
  • 2025年12月28日
    四畳半神話大系
    四畳半神話大系
    「あのときこちらを選んでいれば…」という後悔をして身悶えることは誰にでもあることだと思う(だよね?)。 4部構成で4つの選択肢のルートを網羅する、というアイデアが面白い。 どのルートでも出会う人物が同じだけど、ルートによって付き合いの濃度が違いつつ、でも同じ出来事に違う角度で遭遇するのもなるほど感あり。 たぶん現実でも、あのとき選ばなかった別ルートに進んで全く違う人間関係を築いたとて、結局そこでは違う人にこれまでとった言動をとってあとで身悶えることになっていたんだろうなと思った。 潔く、今の人生を懸命に誠実に生きるしかないね…。
  • 2025年12月20日
    夜は短し歩けよ乙女
    成瀬シリーズきっかけで読んでみたけど、なんですかこの自分のツボをとてつもない勢いでついてくる作品は…! 意味がわからないとか言った時点で楽しめない、この世界に自分からどっぷりつかりにいくことでめちゃくちゃ楽しめる作品だなと思った。 audibleで聞いたけど、朗読のうまさもあって、まるで落語のような気分で楽しめた。 京都の話とはわかってはいるものの、大学の場面は自分の大学を思い浮かべてしまう。そして、少なからず大学生のころを想起させられる一言に襲われダメージを喰らいつつも、それが嫌な気分でないことが不思議だった。
  • 2025年12月14日
    成瀬は都を駆け抜ける (「成瀬」シリーズ)
    ちょっとこれ以外の終わり方が想像できないくらい、素晴らしすぎる完結編だった。成瀬の大学生活が充実しすぎていてまぶしい。成瀬→島崎の思いもよかったけど、島崎→成瀬には泣かされた。生まれ変わったら島崎として生きたい。
  • 2025年12月7日
    あの日、ともに見上げた空
    あの日、ともに見上げた空
    児童文学だからといって侮れないというか、児童文学だからこそ難しいアプローチが必要で、それが大成功している作品だと思う。 私、大人だけど4回泣いたよ。 「多様性」がメインテーマの一つとされていて確かにその通りだと思うけれど、自分は「きょうだい児の話」として読んだ。 障害のある子のきょうだいは、注目されづらいがいろいろな葛藤にぶつかる。ともすれば、ヤングケアラーにもなってしまうし、この主人公にもそうなっている側面があった。 どちらかに過度な負担がかかる関係は無理があるし、本人にとってもそれが望ましいこと、必要なことではない空まわりであることもある。 必要なのは、お互いが心地よい距離感を見つけること。そして、お互いがやりたいことを我慢せずに済むこと。そのための工夫を考えて試してあきらめないこと。 それが形になっていくきっかけとなる出来事が描かれたところが、とても美しい作品だと思う。 当事者の視点から人権感覚をつかみ、想像し、考えるきっかけとなるエピソードもあった。このことは、勉強して学ぶよりも、経験から考えてほしいことである。文学できっかけを提供するのはとてもいいことだし、それがちゃんと子ども向けなのはとても価値のあることだと思う。 児童文学にしては難しい言葉をつかっているところもあるなとは思ったけれど、それはそれで必要なことなのかなと。 読者を子ども扱いしすぎずに、信頼して言葉と向き合ってほしいということなのかなと思えた。
  • 2025年12月6日
    暁星
    暁星
    オーディブルで読み終わってるけど買った。
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