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@FELTz75
  • 2026年5月25日
    爆弾
    爆弾
    映画は「佐藤二郎の上手な使い方決定版」のようで面白かったけど、それだけじゃなくて非常に原作リスペクトだったんだな、というのがよくわかった。 剥き出しの悪意への耐性がある程度は必要だけれども、偽りの表現に覆われたところから広がる、人の隠しきれない感情の発露がたまらない。 これもオーディブル向き。タゴサクは文字よりも声で感じ取ったほうがよりタゴサクを味わえそう。
  • 2026年5月12日
    祝祭と予感
    読んだことあったけど、本編と続けて読んだ方が当然楽しめた。 本編が天才たちの話なら、こちらは天才を彩る周りの人たちの話が多い。 一番好きなのはビオラのやつで、運命的な、いろいろな縁がつながっての出会いのストーリーは好き。
  • 2026年5月8日
    人文知は武器になる
    人文知は武器になる
    深井さんの考えは、本として系統的にまとめるよりも話し言葉のほうが伝わりやすいな。 でも、ポッドキャストではなくて活字で読んだほうが、自分にインストールする上では受け取りやすいところもある。 そういう意味では、対談形式のこの本はとてもよいものだった。 特に、日本は外の文化を魔改造して取り入れるのが得意、というのは面白い視点。 自分に関係する例で言えば、インクルーシブ教育システムとか詭弁じゃないかと思ってたけど、日本で受け入れやすい魔改造ととらえて強みを整理すれば、グローバルスタンダードとも対等に議論しあえる仕組みになりうるかもしれない。 これからの自分がどういう立場でありたいのか、そのためにどういう資質能力を身につけるべきか、その指針としたい本。 そして子どもたちには、10年程度で勝利条件(この表現はあまり好みではないが)が切り替わることを前提として生きていくことと、変わらない資質として人文知をもとにした判断力が大事になることを伝えていかないといけない。 世の中のあり様と人の生き方の変化を楽しめる人でありたいし、あってほしいものだ。
  • 2026年5月7日
    蜜蜂と遠雷
    2回目をオーディブルで。 いろんな方向性の天才たちの戦いは、舞台がなんであれ面白いものだなと。 そんな中に高島明石のようなキャラクターを入れるなんて、隙がなさすぎる。 そんなことを描く恩田陸が一番の天才かもしれない。 朗読がとてもよかった。
  • 2026年5月4日
    現代経済学の直観的方法
    一度途中で中断してしまって、再度読み始めた。今回は完走したい。
  • 2026年5月2日
    税金で買った本(19)
    税金で買った本(19)
    最近あんまり見なかった未体験の図書館イベントに目を輝かせる石平青年と、お茶目な小池さんが見られて楽しい巻だった。 永遠に続けてほしいし、ドラマも楽しみ。
  • 2026年4月25日
    三千円の使いかた
    3千円だけじゃなくて、100円だったり500万円だったり、金額は違くてもその金額で自分たちが一番幸せになれる使い方は?ということに知恵を絞った人たちが素敵だった。 しかも、その考える過程は描かずに、ストーリーの中に自然に結論をポンと置いておくセンスたるや。 お金や資産のことはよく知って把握しておいたほうがいいけれど、それはあくまで手段として大事なのであって、自分たちにとっての幸せのあり方を捉えて目と手を離さない努力のほうがずっと大切で難しいことだなと。あたりまえのことだけれども。 ラストが最高なので、読後感の良さにしっかり浸れる。
  • 2026年4月25日
    「休むと迷惑」という呪縛(1092)
    呪縛とは言い得て妙。 休まないことが美徳とされるモラルと、モラルを強めるインセンティブ設計が巧妙に絡み合って、私たちが休むことを意識でも行動でも妨げている。 休暇の制度がちゃんと周知されないこと、働く側も休暇の制度を知らなくても平気なこと、制度があってもそれを機能させる仕組みがないから使えないこと。 これは構造的な問題であって、表層的な働き方改革では解消されないだろう。 メタ認知を高めるきっかけにもなる本だった。
  • 2026年4月21日
    イン・ザ・メガチャーチ
    本屋大賞ということで、すぐに読んでみた。 現代のリアル怪談とも言えるような怖い話だった。 リアルすぎて、身につまされて、他人事とは思えなくて怖い。 こんな、どんな生き方をしても詰んでしまう社会になぜなってしまったのだ。 人のネガティブな行動を促進するアルゴリズムを開発して、そうとわかってもやめないSNSプラットフォームの罪深さよ。 同じ怖い話でも、PRIZEの人間臭い怖さとはまた違った怪談であった。
  • 2026年4月11日
    国境のエミーリャ(16)
    国境のエミーリャ(16)
    完結した。 設定が面白いというか、リアリティがある。 それは、ドイツという見本があったことと、史実の裏付けがあり、それが巻末で示されていたから。 歴史はほんのちょっとしたタイミングの違いで全く異なる道に進むきっかけが生まれたり生まれなかったりするから、いま日本がこのルートにいることに感謝しないといけないなと。 しかし、悪い方に進みうるきっかけが過去とは比べものにならないほどたくさん生まれている現代の怖さもおぼえた。 こうなっていてもおかしくなかった日本を擬似的に見ることができて、ストーリーも面白く、全編通して弛むことなく楽しめた。 結末は個人的な希望とは違うルートだったけど、それもまたありうべき人生だよね、という納得感はあった。
  • 2026年4月9日
    恋文の技術 新版
    森見流の登場人物の偏屈さの面白さを十分に味わえる。 そして、書簡型小説をもってして同じタイムラインを同じ人が違う方向を見ながら描く、というのがとてもよかった。 この本の構成に気がついた瞬間から、四畳半神話体系はこうやって応用が効くんだなと感心しきり。 書簡型小説なのに一人の手紙しかない。その仕掛けだからこそのこの作品の味だなと思う。 「やむを得ぬ!」
  • 2026年4月2日
    スピノザの診察室
    2回目。続編を読んだらまた読みたくなった。 マチ先生と花垣先生のバディのあり方が理想的だなって思う。 信頼という言葉では足りないものがある。 医療という技術自体に人を救う力があるわけではなく、技術をどう使うかが大事で、それを考えるには哲学という羅針盤が不可欠なんだなと、穏やかな語り口から受け止めた。 これって、なんの技術にも言えることだよね。 京都の和菓子をいつか食べに行きたいもの。
  • 2026年3月28日
    一級建築士矩子の設計思考 ( 5)
    今回のように同じ条件で違う間取り図がでてくるの、とっても面白い
  • 2026年3月21日
    その復讐、お預かりします
    この舞台が弁護士事務所とか探偵事務所とかだと途端によくあるものになりそうだけど、「復讐屋」という箱を作り出したのが面白い。 タイトルもうまくて、復讐代行ではなく「預かる」んだ。 原田ひ香さんの作る舞台はいつも秀逸で、その舞台でしか描けない物語だからこその唯一無二の感覚に至れる。 ひいおばあちゃんの復讐の話はいろいろ考えさせられた。
  • 2026年3月15日
    エピクロスの処方箋
    誰にでもおすすめできる名作。 たまにはこういうのも読んどかないと。 依代として立ち戻る哲学をもつことの大切さを、こういう作品を通して表現してくれるのはとてもありがたいことだと思う。 朗読が心地良かった。 前作ももう一回聞いとこうかな。
  • 2026年3月1日
    書簡型小説「二人称」 ヨルシカ
    「違国日記」で槙生さんが、「人の手書きのものは読むのにエネルギーがいる」「生っぽさ」と言っていたが、ほんとそうだなと思いながらも読み始めたら一気だった。そして読後の心地よい疲労感よ。 封筒を取り、便箋を出し、一枚ずつ読み、一枚ずつ折り、封筒にしまい、また次の封筒を取り、という流れを繰り返しながら読み進めていく。 この物理的な操作と、それに伴って生まれる間も含めた体験が、この形の作品でしか味わえない。 原稿用紙や便箋への書き込み方が、まさに「生っぽい」。 活字で印刷されて製本された本では決してたどりつけない感覚にたどりつける、貴重な作品だった。 アルバムが出る前に読了できてよかった。 これを読んだ上で聞くのが楽しみ。 そして、アルバムの曲と曲順が耳に馴染んだら、また読み返してみようと思う。 読み返したくなる仕掛けも満載。
  • 2026年2月28日
    書簡型小説「二人称」 ヨルシカ
    この形式で作ることができた出版社がすごい
  • 2026年2月28日
    成瀬は都を駆け抜ける
    2周目をオーディブルで。 森見登美彦を読んだあとの「実家が北白川」は細部まで面白いし、成瀬母のモノローグは朗読で聞くとぐっとくるものがある。 最後が島崎視点なのがたまらないし、何度読んでも好きなラスト。
  • 2026年2月14日
    YABUNONAKA-ヤブノナカー
    読むのにも、感想を書くのにも勇気がいる作品だと思う。 読んだタイミングもあって、心にズンと残る重しのような存在になりそう。 登場人物の中で、思考パターン的に比較的近しいのは作家先生だったと思う。ただ、行動パターンが異なるので、「こうなってしまってもおかしくない自分」を見ているようでとても怖かった。 この人物と自分とは属性が大きく違うという乖離と、この人物が強く批判しつつもそれと同じことをしていることに感じている負い目というのが、理想をもちつつもそのように存在できない苦しさというところで近しさを感じさせていたのではないかと思う。 ちょうど選挙の結果がでた時期に読んでいて、自分がこうあってほしいと思う社会の姿とまったく違うことを思っている人が大多数なのだということを思い知ったタイミングでもあった。 その行き着く先は、大多数の人が何かしらの不幸の連鎖に絡めとられる滑り坂であるということを、図らずも明白にしているとも思った。 出来事の連なりで不幸が連鎖していくのではなく、人が周りの社会から不幸の道に誘導されていく怖さ。こういう怖さは好みではないけれど、リアリティのある怖さから見えてくることもあった。
  • 2026年1月22日
    四畳半タイムマシンブルース
    四畳半タイムマシンブルース
    森見登美彦のこのフォーマットの作品、ずっと読めるな。中毒性がある。特にこれは、四畳半神話体系の並行世界+タイムスリップ要素も加わって、これから読むとややこしいが、人物像とフォーマットを知っているととても楽しめる。
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