
りなっこ
@rinakko
2026年8月24日
夜果つるところ
恩田陸
読み終わった
堪能した。『鈍色幻視行』を読んだ際に作中作の小説がとても面白そうで、何より私の好きそうな雰囲気が伝わってきて、この話も一冊の本として読めるのか…と嬉しくて想像も膨らんだ。
瑕のある作品ではあるけれど、その瑕をも含めて一部の人たちから偏愛されてきたという設定にも納得がいったし、あとがきにあるように、飯合梓という虚構の作家が書いたという態だから耽美に振り切った作風もありだったのか…と得心した。どこか上の空のような墜月荘の日々と、そこで流れた夥しい血と滅びゆく間際の凄絶な美しさのことを思って、夜の余韻に浸る。






