
sas
@sas
2026年8月26日
組織の違和感
勅使川原真衣
読み終わった
一人一人の強み(持ち味)を見つけて認める
・私は、組織というのを「 1台の車」にたとえて考えています。組織の目標を達成するのに必要な要件があるとして、それをひとりがすべて満たしている必要はありません。車は、アクセルやブレーキ、エンジン、タイヤというバラバラの機能があって初めて走行できるように、すべての機能を兼ね備えた完璧な人はいないし、そんなものを目指さなくていい。
・誤解されやすいところなのですが、この類型マッピングに階層はなく、平面なのです。リーダーだけが上にいて別枠なのではなく、メンバーと同じ平面上にいて、ひとつの機能として走る車を構成する一員。完璧な人はいない以上、そうでないと不自然です。あなたのチームがうまくいっていない場合、それはあなたの資質のせいとは限りません。機能に応じた役割分担がうまく機能していないことが原因というケースもあります。
信頼関係は、理解しようとする姿勢とその人の強みを認めるところからはじまる
・一方、「観察」ができている人は、相手の言葉だけでなく、表情や声色まで情報としてインプットします。そして、何を伝えたいのか、真意を探ろうとします。その振る舞いが相手に「この人は自分ときちんと向き合ってくれる」「この人になら何でも話せそうだ」と確実に伝わるのです。
・だからこそ、「正しさ」を一元化しないというのが大事です。別に相手を好きにならなくていいし、無理につながらなくていいのです。全方位的にすべての人を受け入れるなんて、そんな人いないから。ガンジーすぎます。そうではなくて、信頼とはもっと足元にあるものかもしれません。「意見の違いはあれど、決してこちらを全否定はしない」とか、「あうんの呼吸は無理だけど、それでもあの人は悪いようにはしないから一応頑張れるよな」などと思えるくらいで十分。一対一で心の底からわかり合えるかというよりも、「この人は自分の持ち味をわかってくれている」と確かに思えるほうが、信頼関係につながるのではないでしょうか。
・人と人とは違うし、情勢も変わるし、わからないことは無限に発生しつづけます。だから、お互いを否定はしない。否定はいらない。否定ではなく「訂正」すればいいと考えます。「僕も正しい答えがわからなくてさ。だから一緒に考えてくれない? ぜひ、思いついたことを聞かせてほしい」こんなふうに素直に言えるリーダーこそ、真の「優れたリーダー」ではないかと私は思います。