パン·オ·ショコラ "ブーズたち鳥たちわたしたち" 2026年8月26日

ブーズたち鳥たちわたしたち
江國香織は二冊目。なので、本書が"らしい"かどうかは分からない。でも、新しいなと思った。読みやすく、物語に引き込まれるのだ。 とても不思議な読み心地だ。日本古来の生き物が出てくるし、鳥たちに好かれる女性、わたしたちと呼ばれるもの。そんな現実離れした物語が、軽やかな文章で綴られている。本書を読んでいると、目に見えるものだけがすべてではない気がしてくる。私たちは、わたしたちに絶えず見守られている。 『まるくひらけた空間は静かで、空気が水かゼリーみたいに見えるのに、風が吹くと地面の砂がさらさらと動くので、あたりまえだけれど水でもゼリーでもないことがわかった。        "鳥たち"より』
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved