
秋雨
@akhno_k6
2026年8月26日
父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
ヤニス・バルファキス,
関美和
読み終わった
紙の本
2026年読了本
平易な文章で、わかりやすい例え話やエンタメ作品を挙げつつ資本主義市場の問題点や懸念点を経済学の視点から解説してくれる。
格差を生む資本社会の中での銀行や政治の立ち位置や切って話せない関係の箇所は、わかっていたつもりだったが改めて整理して話を聞けてよかった。
また、AIのなかった時代の本だけど、現在のAI技術への警告となるような「発達した便利な機械」と人間の付き合い方について言及されていて、大変面白かった。
そして一貫してこの本は読者(娘)に「常に自分で考えろ」と訴えてきてる。資本社会のなかでの組織や政治、マスメディア、機械、経済、すべてが悪くも良くもなり、自分で考えて選択できることが尊ばれており、「選択させられる」ようになってはいけない、気をつけろ、と警告してると感じた。
競争を生みつつ、決して手の届かないところを理想に置く不健全さと、改めて北欧型の共産的資本主義の社会がいいんじゃないかな……と考えを深める読後となった。でも北欧型社会を学んだのは2015年頃なので、この本とは関係ないけど最新の情報をまた改めて学び直そうと思いました。