
余白
@ruisui
2026年8月26日

シャーロック・ホームズは引退しました (創元推理文庫)
ホリー・ヘップバーン,
廣瀬麻微
読み終わった
ベイカー街221Bを含む場所に建っている金融組合には、その昔、ホームズ宛の手紙が届いていたそうで、その手紙に返事を書く担当の役職がありました。
その役職は、金融組合が引越すまで数十年続いたと言う嘘のような話。
今回はもちろん物語だけど、その実話の設定を活かして描かれたミステリ。
上司の怒りを買い、ホームズ宛の手紙の返事を書く職務に異動になった主人公は「姉がメイドとして仕えている屋敷で、窃盗の疑いをかけられてその上行方不明になった」という、相談事を“ホームズの秘書”になりきり解決しようとする話。
翻訳物とは思えないくらいリーダビリティが良くて、その上面白かったです。
時代が1930年代なので、女性がまだ抑圧されているんですが、その中でなにかと踏ん張る主人公にも共感。
解説まで読むと、この作品が本国ではすでに3作目まで出ていて、来年には4作目も出るとか。
これは先が楽しみな本を見つけてしまいました。
だってクソ上司をまだやり返してない。クソ上司への密告者もまだ不明。できればそこは次巻でとっとと解決して欲しいと思います








