シャーロック・ホームズは引退しました (創元推理文庫)

シャーロック・ホームズは引退しました (創元推理文庫)
シャーロック・ホームズは引退しました (創元推理文庫)
ホリー・ヘップバーン
廣瀬麻微
東京創元社
2026年5月22日
2件の記録
  • 余白
    余白
    @ruisui
    2026年8月26日
    ベイカー街221Bを含む場所に建っている金融組合には、その昔、ホームズ宛の手紙が届いていたそうで、その手紙に返事を書く担当の役職がありました。 その役職は、金融組合が引越すまで数十年続いたと言う嘘のような話。 今回はもちろん物語だけど、その実話の設定を活かして描かれたミステリ。 上司の怒りを買い、ホームズ宛の手紙の返事を書く職務に異動になった主人公は「姉がメイドとして仕えている屋敷で、窃盗の疑いをかけられてその上行方不明になった」という、相談事を“ホームズの秘書”になりきり解決しようとする話。 翻訳物とは思えないくらいリーダビリティが良くて、その上面白かったです。 時代が1930年代なので、女性がまだ抑圧されているんですが、その中でなにかと踏ん張る主人公にも共感。 解説まで読むと、この作品が本国ではすでに3作目まで出ていて、来年には4作目も出るとか。 これは先が楽しみな本を見つけてしまいました。 だってクソ上司をまだやり返してない。クソ上司への密告者もまだ不明。できればそこは次巻でとっとと解決して欲しいと思います
  • ホームズが登場しないホームズのパスティーシュ。 短編集かと思いきや長編。作者はミステリー畑ではないとのことでミステリー部分は弱めだが、設定がとにかく強力。 時代背景はよく調べられており、映像化するとより魅力的になるように感じた。
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