せきららこ "贈り物の本" 2026年8月27日

贈り物の本
贈り物の本
安達茉莉子,
有松遼一,
浅生鴨,
牟田都子,
青山ゆみこ,
青木奈緒
贈り物をテーマに、さまざまな分野で活躍する人たちのエッセイが並ぶ。一つ一つがとても面白く、笑ったり泣きそうになったりと忙しい。ただ、どうしても、なんとなく、テーマ的に?「親(家族)からもらった(かけがえのない)物」が描かれているものが多く、その親子関係はそれぞれで一筋縄ではいかない感じがあるにも関わらず、「家族愛」みたいなものが際立ってしまい、ちょっと食傷気味ではある。今ちょうど、親と縁を切るレベルの大喧嘩をしているので…(このまま死に別れる可能性すらある) そんな中、頭木弘樹の「祖母としての私に贈られた万年筆」が好きだと思った。最後は笑ってしまった。 川内有緒「キャサリンという贈り物」 斎藤真理子「受け取る深さ」 金井真紀「別れのダンス」 がよかった。「受け取る深さ」で贈られた「言葉」の美しさ。「別れのダンス」の中のやるせなさ。問題の大きさ。 古田徹也「ずっしりと、重く」 近藤聡乃「緑の靴」(挿絵もすごく素敵) 白川密成「宛名のない場所」(人は人に自由を贈ることができるんだ) 高橋久美子「祖母の長財布」 藤岡みなみ「ポカリ遺跡」 こう見ると好きなエッセイも多い。判型が手に馴染みやすく、好き。
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