鱗拾い
@urokohiroi
2026年8月27日
人間みたいに生きている
佐原ひかり
読み終わった
私が抱えている問題は唯のそれとも泉さんのそれとも違うけれど、ああ、これは私のことだ、と思う記述が随所に出てきた。
というか、そもそも最初にあらすじを読んだとき、唯の「食べられない」というところに自分が抱えている問題の一つを重ねて(やや不純な?ある意味唯が「吸血鬼の館」を見に行ったのと似たような動機で)手に取ったのに、話が進めば進むほど「『やっぱり分かり合えない』と望みを遠ざけて閉じてしまうこと」や、それと背中合わせの「『ここでなら分かってもらえるはず』と盲信したくなること」全体の話になっていって、予想の一回り大きな「これは私のことだ」が襲ってきた感覚。
これはどうやって越えていけばいいのか私にもわからない。
だから、もし唯に会えるなら、207ページの一行空きの間で唯の中に何が起こったのか訊いてみたい。
私は最後まで読んでもまだそこ(208ページ以降の境地)まで行けなくて、書かれている以上にもっといっぱい色んな思考が湧いてああなったはずだと思ってしまう。
(でもそれこそが「唯に自分と同じであってほしいと勝手に思ってた」ってことなのかな)
ラストシーンを経たその後の唯と泉さんのお互いへの向き合い方も見てみたかった。
(2026/08/27 02:16 編集更新)

