

鱗拾い
@urokohiroi
『海のうた』を読んで以降、歌集づいている
- 2026年10月28日
- 2026年10月28日
Lilith川野芽生読み終わったまた読みたい再読了短歌@ 図書館前にも一度読んだけど、そのときより規範への怒りや告発みたいなものを強く感じたなー。 前のときは今ほどそういうことを考えていなくて、あまり読めていなかったのだと思う。(今も全部ちゃんと読めているわけではないけど) どれも綺麗なだけの歌ではないし、共感できる内容の歌でも、私なんぞが共感するのが烏滸がましいぐらい毅然と世界に立ち向かっているものが多くて、尊敬と同時に少し苦しくもなった。 川野さんの本はエッセイを一冊買って積んでいるので、心が元気なときに読みたい。 - 2026年10月28日
心はどこへ消えた?東畑開人かつて読んだまた読みたい - 2026年10月24日
ここにきているぷくぷく読み終わった買った短歌おもしろかった!! 歌集読んで感想が「おもしろかった」なことあるんだ!! たまたま見かけた感想で引用されていた数首が全部よくて、公式の紹介文で引用されている数首も全部よくて驚愕して購入した一冊。 届いてみたら案の定好きな歌がありすぎて、栞代わりのメモ用紙を本が膨れるほど挟んでしまった。(付箋をあまり使いたくない人) 歌集に対しては、自分の琴線に特に強く訴えてくるものが何首かあればもう好き、満足、みたいなところがあるので、こんなに出てくる歌出てくる歌好きなことがあっていいんですか?となっている。 何かの気持ちに思いを巡らせる歌や、突っ込み所のあるシチュエーションを淡々と詠んだ歌、 まだ誰もそれをそういう言い方で言ったことはなかったと思うけどそういうことってあるよねという歌、 そうだったら素敵だなぁという歌、 そうだったらやばくね?という歌などがある。 想像力及ばずどういう状況なのかわからなかった歌すらも、電車とかで断片的に聞こえてきた会話の中のすごく気になるフレーズという感じで、わからないのに笑い出したくなってしまう。 穂村弘の『絶叫委員会』でいうところの「天使の呟き」的な趣がある。 こういう友達が欲しい。 唐突に、常々考えてたみたいに、あるいは本当に今そう思ったから言っただけみたいにこういうことを言う友達。 確実に愉快。 - 2026年10月24日
- 2026年10月23日
雨のうた左右社編集部読み終わった再読了短歌雪もよかったけど雨もよかった! 収録歌全体の比率がどうだったかは意識しなかったけど、自分が好きでメモした歌は雨に濡れてる歌が大半だった。 なんかこう……最近読んだ本(未記録)に出てきたボルヘスの言葉をもじって言うなら、「人生は私に降る雨だが、私がその雨なのである」という感じの……。 そうじゃないのも、例えば穂村さんのとかはキラキラしてて好きだった! - 2026年10月21日
赤とんぼねこ助,新美南吉読み終わった乙女の本棚シリーズすごい、この絵で読むのとそうでない絵や文字だけで読むのとではきっと物語の質感まで変わってくる…… 自分はこの話を知らなくてこの本で初めて読んだけど、これから読む人は一旦文字だけで読んでからこっちを読むのも一興かも。(長くないし青空文庫でも読めます) 和装と洋装の対比や、着物の帯の表現、「大きな眼」と描写されるキャラクターにぴったりな可愛い髪型など、イラストへの落とし込みが面白い。 実際は文が先にあって、絵は後から再解釈されて描かれたものなのに、あたかも絵の人と文の人がたくさん相談しながら作ったみたいな噛み合い方をしている。 本文で一瞬だけ出てくるツバメ(つばくら)は、渡り鳥だから暗示として出てきたのかなぁとか、絵がなかったら考えなかったようなことも考えた。 最初が竹垣の絵で最後がススキの絵なのは原文準拠だけど、そこもこの本ならではの演出に原文が味方しているかのようでミラクルを感じる。 半ばデザイン化された右向きの草で始まって、比較的リアルな左向きのススキ(尾花)で終わるのも絵巻物みたいで好き。 - 2026年10月21日
雪のうた左右社編集部読み終わった再読了短歌好みの歌が多かった! 雪はモチーフとして特別好きという意識はなかったけど、短歌に詠まれたときに好きな景色になる率が高いのかもしれない。 好きだった歌、収録歌100首中10首以上あるのでさすがに書かないけど、その中の何首かに通底する特徴だけ書くと、 ・食べ物や飲み物と雪が並列または比喩の関係にあるもの ・雪は冷たいものなのに、雪の中で触れ合う様子や雪が溶ける様子を詠んで、熱ささえ感じさせるもの ・退廃、終末、終わりある美しさや、或いは逆に永遠を雪に託して歌ったもの この辺が好きかなぁ〜! もちろんこれは、自分が手元にメモした歌たちを俯瞰で見るとこういうヘキが窺えますね、という話であって、上のに当てはまる歌も当てはまらない歌も全部全部唯一無二なんだけど! 読みたい歌集がまた増える〜〜 - 2026年10月20日
パノラマ島綺譚江戸川乱歩読み終わった再読了朗読を聴いた青空文庫色遣いやディテールは綺麗だけど何から何まで作り込まれすぎていて、ずっと見ていると絶妙に気持ち悪くなってくるAI絵画のような世界を、AIのない時代、一個人が偏執的な想像力で思い描き、莫大な財産に物を言わせて人力で地上に完全再現したテーマパーク。 本作主人公・人見廣介の作風はそこまで好みじゃないんだけど、こういう箱庭的な概念は好きなはずなんだよな…… とりあえず作中でも言及されてるポーの『アルンハイムの地所』と、本作に影響を与えたとされている谷崎の『金色の死』はいずれ読んでみるつもり。 - 2026年10月18日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 下アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読み終わった*結末に触れています* —— その選択をしたときの自分を信じたいが、いかんせんその瞬間の記憶がまだない過去の選択 ここまで来ればあとは一択だったはずがそれとは真逆の選択肢が発生し、今なら自分の意思で選べる現在の選択 過去・現在が肯定され、どちらを選んでも選ばなくてもいい未来の選択 再び自分のものになった命の使い道を今度こそ自分で決めた主人公と、その結果なんだかんだなんとかなる結末が爽快だった。 普通の斧を選んだら金と銀の斧も貰えたみたいな展開だけど嫌いじゃない。 別の角度からの答えをくれる友だちはいつだって活路だし、その友だちのgrace(恩寵)になることを選んだからこそ辿り着けた場所があるの、よい、よい、よい。 そこから先のことは、自分らしくいられる場所でゆっくり選べばいいと思うんだな。 見た目や数が判明する前からさては可愛いな?という挙動をしていたヤツがずっと可愛くてよかった。 - 2026年10月18日
プロジェクト・ヘイル・メアリー 上アンディ・ウィアー,小野田和子,鷲尾直広読み終わった主人公に与えられた情報が極端に少ないところから始まるため、本気で主人公の追体験をしたいなら巻頭の図解もカバー袖も読まないほうがいい(し、このポストを読むのもここでやめたほうがいい)。 でもそこまで構えなくても楽しみが減りはしないと思う。 個人的には、少なくとも上巻の展開に関しては「そんな面白いことになるなら先に言っといてよ〜!」と思ったので……。 ただ下巻には、開示されるタイミング込みで「あー……っっそうかぁ……!」と噛み締めることになった要素があったので、上下巻読了後に検索した映画の予告の中でも、そこに近いところを抜き出しているものは趣味が合わないなぁと感じた。 ところで映画版のビジュアル……そういう感じか〜! もっと点対象でメカメカしいのを想像していた! - 2026年10月17日
デブの国ノッポの国 (子どものための世界文学の森 18)アンドレ・モロア読み終わった「デブ国」「ノッポ国」というふたつの国のお話。 初出は1930年フランス、本書は1994年発行。 まあ……今ならそうは訳さないんじゃないか? ストーリー、後味は悪くないけど、デブ国の人たちがなんでもかんでも許してくれたから成立している感はある。 ノッポ国の大統領、あの発表する前にちゃんとデブ国側に話通してる? 失われた命はもう戻ってこないことや、残された人の悲しみなんかもふんわりぼかされていて、ほんとはまだ火種が燻ってたらどうしよう〜と最後まで無駄にハラハラしてしまった。 『短くて恐ろしいフィルの時代』の脳で読んだのがいけない。 戦争の原因になった島の名前の落とし所は絵本的な綺麗さがあった。 - 2026年10月15日
太陽帆船中村森読み終わった短歌左右社の『月のうた』経由で! 愛や誰かへの好きを歌った歌が思った以上に多かったかも? 実際手に取ると表紙のデザインも素敵! 好きだった歌3選(掲載順): 「くす玉の中身のような感情が紐を引かれる、いつもあなたに」 「あなたにはガラスでいたい落としたり悲しかったら、きちんと割れる」 「波だって月の引力の現象で 愛を肯定しようと思う」 ——以下、各歌の感想—— 「くす玉の…」 →見えないくす玉がパカーンと開いて紙吹雪と溢れ出す様子が思い浮かんだ。「あなた」はその紐を引く人であると同時に、くす玉の中身に書いてあるのも「いつもあなたに」……惹かれています、だったり? どっちとも取れそう。 「あなたには…」 →この歌の3ページ前に載っていた「感情の新たな器が透明で直ぐにわかったクリアな好意」と響き合って見えて、セットで好きになった! 傷ついたらいっそ壊れる、そのぐらいあなたの前では素直でいたい、みたいな。 「波だって…」 →中村森さんを知ってこの歌集を読むきっかけになった歌。愛だって脳のなんちゃらかもしれないけど、それでも……ってことだよね。好き。 個人的には『月のうた』でこの歌に出会ったので、月がテーマの短歌が並ぶ中で、この歌の「月の引力」→「愛」への飛躍が鮮烈だった。 - 2026年10月14日
クリーン・ナップ・クラブ谷じゃこ読み終わった買った短歌左右社の『海のうた』で紹介されていた貝殻の歌が好きだったので、出典のこちらも! Reads未登録だったのですがリクエストして登録していただきました(ありがとうございました!) 新たに知って好きになった歌4選: 「世界は一つである可能性 空色を使って海が描けてしまって」 →なんか納得してしまった! 空と海の色が同じな歌は『海のうた』でも見たけど、そこから「世界」に思いを馳せるのがこの歌独特でいい! 「北海道物産展で買った熊どこに飾れば吼えるのですか」 →結句で二度見した。そこまで望んでたんだ。でも確かにせっかく買ったなら吼えてほしいかもしれない。自分ちで見たらあんまり生き生きして見えなかったのかな。 「「モーリタニア どこ」でググればようこその気持ちでタコをまな板に見る」 →包丁持ったままもう片方の手でスマホ取ってググってそう。この後「よし、切るか」ってなるその直前で映像が切り替わって、次の瞬間にはもうタコが切り身になってそうだなぁとか、妄想が膨らむ。 「おはようの代わりにかじるパンだからジャムは明るい色でなくては」 →味じゃなくて色なのが好き。パンの白に映えるかも重要だと思うから何だろう、あんずジャムとか? 甘くなくては、とか書かれるよりよっぽど美味しそうな気がする不思議。 余談 歌集の感想ポスト、元の短歌以上に濃い感想なんてとても書けないので一首丸ごと引用するのが気が引けてしまって、好きだった歌の初句だけをいつも引用しているのだけど、 普通に何首か丸ごと引用されているポストも「この歌集読んだことないけどこの歌は好きだからこの歌集も好きかも! 読みたい!」という出会いがあって嬉しいものなので悩ましい今日この頃。 今回はせっかく登録してもらった本ということもあり、「数を絞って丸ごと引用+感想」形式にしてみました。 もし好きな歌があったら買ってみて! - 2026年10月13日
サンタクロースはいるんだ(小学館の名作文芸朗読): 小学館エイトリンクス,五十嵐浩子,ニューヨーク・サン紙社説読み終わった青空文庫青空文庫(大久保ゆう訳)で。 のっけから全否定される友だちに同情を禁じ得ない(笑) 見たことがないから信じられないんじゃなくて、サンタならざる者を見てしまったから信じられなくなった子もいたかもしれないじゃないか! しかし全文読むと、サンタってそういうものなんだなぁと思うような文章になっている。 ラーメンズの「不透明な会話」を思い出した。 誰も俺たちからサンタクロースを奪うことはできないんだ! それと、原題のサンタクロースがA SANTA CLAUSで、可算名詞!?となった。 英語、「山田さんという人」みたいなニュアンスのときには人名にすらaがついてa Mr. Yamadaと言ったりするというのは聞いたことがあるけど、この場合はどういうサンタ観なんだ。 - 2026年10月13日
- 2026年10月12日
- 2026年10月12日
短歌のガチャポン穂村弘読み終わった再読了短歌好きだった歌とその作者(敬称略) ・思ひがけぬ… (安立スハル) ・本当は… (砂崎柊) ・あの友は… (柴田葵) ・羽のある… (田中有芽子) 「本当は」が特によくて、選者の穂村さんも『短歌ください』と本書に加え、何かのテレビでも紹介していらした記憶。 〇〇〇〇〇と言えばこの歌、になってしまって、見かけるたびにこの歌を思い出して愛おしく、「お、やってるねぇ」と肩を叩きたくなる。肩ないのに。 - 2026年10月11日
太陽帆船中村森気になる - 2026年10月11日
デブの国ノッポの国 (子どものための世界文学の森 18)アンドレ・モロアかつて読んだふと思い出したまた読みたい『短くて恐ろしいフィルの時代』(以下、『フィル』)を読んでいたとき、何の前触れもなく「あの昔読んだ長新太のエスカレーターの話って何だっけ?」と気になりだし、なんで今そんなこと思い出した?と思いながら検索して特定。 説明を読んでみたらふたつの国が戦争をする話のようで、『フィル』もちょうどふたつの国が嫌ァな感じになってきたところだったから、もしかしてそれで思い出したのか〜!?だとしたら人の記憶って怖……面白……となった。 (だって“長新太”と“エスカレーター”以外、タイトルはおろか国がふたつあったことすら覚えてなかったよ?) ちなみに長新太はイラストを描いているだけで作者ではなかった。 『フィル』を返しに行ったときに探してみるか……。
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