
taisho
@y_general_d
2026年8月27日
「人それぞれ」がさみしい
石田光規
読み終わった
漠然と今の世のコミュニケーションについて抱いていた考えを上手にまとめてくれている本。
目新しい言説があるわけではないが、思考の整理としては分かりやすくて良いと思う。
「お互いに「よい」と思うことで続いていくつながりは、どちらか、または、両方が「悪い」と思えば解消されるリスクがあります。放っておいても行き来がある長屋の住人とは違うのです。このような状況で関係を継続させるには、お互いに「よい」状況を更新してゆかねばなりません。つまり、つながりのなかに「よい」感情を注ぎ続けねばならないのです。」
個が尊重されるようになった結果、悪いつながりは簡単に切れるようになってしまった。それは元は良かった繋がりにおいても同じ。繋がり続ける難しさは痛感している。
「純化した集団は、ときに、端から見れば不毛とも思えるような対立を引き起こすことがあります。そこには、建設的な対話は見られず、両者の間には、さながら「分断」とでも言いうるほどの深い溝が存在します。」
自分に合った繋がりだけで固まった結果、集団が「純化」する。その先には純化した集団同士の分断が生まれる。
なるほどなあと思いつつも、それではこの先どうしたら良いか、という処方箋はあまり見当たらない。
「スマホを捨てよ」あたりが妥当かなあ。文明の利器を手放すのは非合理的にも思えるが、子どもにそういう荒療治する国も出始めたよね。
自分もツイッター民だから分かる。手放した方がきっと健全。でもやめられないよねー。
