Reads
Reads - 読書のSNS&記録アプリ
詳しく見る
taisho
taisho
taisho
@y_general_d
  • 2026年2月16日
    たゆたえども沈まず (幻冬舎文庫)
    去年の大河ドラマ『べらぼう』で北斎や歌麿が生きた時代を見て、今年に入ってゴッホ展や浮世絵展で彼らの作品を鑑賞してきた。そんな中で出会った一冊で、まさしく今読むべき作品だったと思う。 ゴッホにも人生があって、彼の画家として完成するまでの生涯をドラマとして読むことが出来るってのは幸せなことだ。もちろんフィクションではあるけれども、大河ドラマ『べらぼう』同様、原田マハはあり得るフィクションを描くのが巧いよね。
  • 2026年1月30日
    正欲
    正欲
    同じ世界でも、自分と他人とでは見え方、感じ方は違う。頭では分かるけど感覚としては分からない。分からないから分かろうとするのではなく、分からないけどそういうものなのだと放っておくことが正しいのかなと最近は思っている。(LGBTQとか下手に首突っ込んで理解しようとしても失礼なだけだったと昔学んだ。) 自分自身がよその星から来た宇宙人であるような感覚を持つ場合に、自分が存在して良いのだと安心する為にまず必要なのは「繋がり」だ。同じ言語で語れる同志を作ることだ。 その点で八重子は正しいけれど、残念なことに八重子は同じ言語(性的嗜好)ではないので、大也にしてみれば信用出来ない多数派と同じに見えてしまっている。 きっと、大也自身が同じ性的嗜好仲間で存在を認め合って、自己肯定感が高まったところで他者との違いを肯定できるようになったら、八重子の言う「繋がり」も許容出来るんじゃないかと思うんだけど、そこに至るまで他者が大也に出来るのはただそっとしておくことくらいじゃないかなあ… ふうん、変わった奴だな、くらいに無関心でいるくらいが一番良い気がする。(排除は論外) 本作に関して言えば、正しさに拘り過ぎてるところが人生を生きづらくしているように思えるけど、本作のずるいのはそれは自分が多数派であるからだと読者に思わせてしまうところよね。深入りを許さない。 朝井リョウは『インザメガチャーチ』『何者』に続いて三作目だけど、問題提起の仕方が毎回上手くて感心するね。嫌でも考えさせられる。
  • 2026年1月26日
    超コスパのいい家のつくり方
    業界研究として読んだ本なので、読書というよりは調べ物なのだけれども結構面白かったので残しておく。 小平市の小規模な工務店が自社の戸建販売戦略を詳らかにした本で、どうやって他社より安く売っているのか、どういう層に売る戦略を立てているのか、顧客と建築請負契約を結ぶまでの打ち合わせをどうやって無駄なく進めているのかを分かりやすくまとめている。 住宅の専門知識も建てた経験も無いので素直に読むしか出来ない(批評的な読み方は出来ない)けれども誠実さが伝わる内容で、これも一つの広告戦略だとしても好感を持った。強引な売り方でなく、良い物を安く、極力透明性を持った手順で売るって一つの理想よね。
  • 2026年1月20日
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    プロジェクト・ヘイル・メアリー 下
    僕には文系の高校化学くらいまでの科学知識しかないので、科学絡みの話の大部分はよくわからない。けれども、想定外を想定した先にある想定外の問題を解決して解決して解決した先にゴールがあり、それはとてもスリリングでエキサイティングなのだということくらいは分かる。 SFは物のよってはファンタジーだと思うことがある。未知の生命体に如何に抗うか?どう戦うか?異星人とどう交流するか?政治的、軍事的にどうやって屈服させるか?こんな観点の話だとSFはただの科学テイストな冒険譚になり、それだと剣と魔法の世界と大して違いは無いように思える。 本書にも異星人との交流は出てくる。しかし本書では異星人は同じ問題に立ち向かうものすごく異質なパートナーに過ぎないというのが本書の面白いところだと思う。2人で次から次に発生する問題に科学で立ち向かい、解決していく。どこに問題があるのか?なぜ上手くいかないのか?お互いの得意とする科学技術を擦り合わせて、思いもよらないトラブルにもめげずに前進していく。ブレークスルーが起きた時の興奮は僕にも分かる。 こんな小説を思春期に読んでいたら、きっと科学が好きになっていただろう。今読んでも十分に面白いけれど、今目の前にある科学技術で想定できる未来の科学の話は、ファンタジーというにはリアリティがありすぎる。こういうのが良質のSFだと思う。面白かった。
  • 2026年1月12日
    ユージニア
    ユージニア
    妻から「読んで感想を聞かせて」と言われたので読んだが、自分には朧げにラストでよく分からない大人が一人出てきたな、くらいにしか理解できなくてモヤモヤした。 ネットで調べたら真相に迫るnoteがあったので目を通した上で妻に報告したら、そのnoteは読んでいないのにほぼ同じ答えに辿り着いていて敗北感を覚えた。感想会をする中で概ね理解出来たしよく出来た構成だなあと思ったけど、やっぱり推理物は苦手だわあ…汗
  • 2026年1月9日
    カフネ
    カフネ
    たくさん傷付いてきたからこそ出来る、目の前の人を慈しむ行為、関係。同性同士とかそういうのが気にならないくらい、温かな繋がり。きっとこれから最強のふたりになることだろう。 作中の2人の会話はMIU404のような掛け合いで、読んでいてそのテンポの良さがとても心地良く、一つ一つの場面がドラマのように明瞭にイメージすることが出来た。 良い小説ってこういうのだと思う。とっても良かった。心がじんわり温かくなった。
  • 2026年1月8日
    カフネ
    カフネ
    「……すばらしい出来栄えです。説明なしでここまでやるとは」「言ったでしょ、私わりと有能なの」「薫子さんの息苦しいまでに几帳面な性格が凝縮されていますね」このやり取り好き。本屋大賞は毎年良作揃いだけど、今年のは個人的に凄く刺さるね。面白い。
  • 2026年1月3日
  • 2026年1月1日
読み込み中...
読書のSNS&記録アプリ
hero-image
詳しく見る
©fuzkue 2025, All rights reserved