おかりな "愛と死" 2026年7月8日

愛と死
愛と死
武者小路実篤
妹に薦められて読んだ本。留学中に愛していた婚約者が急死するという展開。最後の夏子への悲痛な想いを綴ったスピーチと、最終章の1文が、遺された者の無情さ、無力さ、亡くなったものの尊さが端的に美しく描かれている。胸を打つ名文。 死はずるい。生きるものがあまりに何も出来ず立ち尽くすことしか出来なくなるから。仏教用語の四苦八苦だと生と死は同じくらい苦しいものだとしているけれど、本当にそうだとつくづく感じる。
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