"青い壺 (文春文庫)" 2026年8月28日

翠
@mdr_33
2026年8月28日
青い壺 (文春文庫)
読了! カロリーが低い!だから軽く読める。 現代人にぴったりな本だなと、思った。 流行った理由もなんとなくわかる。手に取ったら、読めちゃうんだな。 あんな終わり方をするんだね。 一番最初の話の冒頭がすごく美しくて、好き。 ただ、青い壺が誕生したことによって、青い壺の美しさによって、安穏じゃなくなる。 どの章でもそう。青い壺があるところで、人間の感情が渦巻いている。 冒頭の景色が最後まで効いてくる。 モノである「青い壺」で生きる「人間」を描いている、おもしろい。 戦後30年前後の舞台。新鮮だった。 バーのお話がすっごく印象に残っています。 ギターで弾き語る若者たちと、叱る大人。 私は戦争を何も知らないのだ、と思った。 セリフだけで構成されてる部分が多いのに、それに気づかず読んでしまうことと、ページの最後と最初に持ってくるセリフの絶妙さが、とても印象に残っている。 性別も歳も立場も育った環境も違う、いろんな人の人生を見れて面白かった。
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