
しおり
@Kaffee5888
2025年2月11日

楽園の楽園
伊坂幸太郎
読み終わった
これは、まさしく「楽園の楽園」だ。
御伽話、と表現して仕舞えばもうこの作品を表しているようなものだ。この物語をユートピアか、ディストピアか、読んだ本人だけが判断ができるだろう。自分にはどうだろうか、ユートピアなのかもしれない。それがあるべき姿なのかもしれないなんて思った。人間なのに。
どこまでも綺麗で皮肉が効いていて短いながらもかなりの満足感を感じた。
人間は物語を求めている。
何にでも意味を、理由を、原因を求めている。いや、あると、”思い込んでいる”。
