楽園の楽園

64件の記録
- 葉っ子@leaf_0332025年4月30日読み終わったひとつもわからなかった。 私ユーモアゼロの頭だから、誰か説明して😂 こういうのをちゃんと理解して、何かに喩えられる人って もっともっと本を楽しめるんだろうなって思う。🐇
- ロッタ@rotta_yomu2025年4月11日読み終わった主人公五十九彦(ごじゅくひこ)と仲間の蝶八隗(ちょうはっかい)と三瑚嬢(さんごじょう)は「転軸」を探す旅に出る。 伊坂さんらしいちょっとひねくれた西遊記へのオマージュ?わたしは西遊記の内容をまったく知らないのでどこまでなぞられているのかはわからない。 100ページちょっとの薄さとカラーの美しい挿画は大人の児童書(変な表現〜)みたいだと思った。 AI(人工知能)、ヒト、アダムとイブ 伊坂さんの危機感?警鐘?が物語に込められているのかなあと勝手に想像したんだけど、漠然と感じるもうどうすることもできないのではないかという思いは、ヒトに待っている未来のひとつなのかもしれない。 それでもわたしはいつか伊坂さんに、ヒトに未来はあるとヒトの未来だって美しいとほらみてごらんと、思いっきり楽しく壮大な嘘で夢をみさせてほしいと願う。 伊坂幸太郎といえばの懐かしい喋るあの人(?)も出てきたよ!あとそろそろ伊坂さんの長編が読みたいですよね。ね!
- tomo015123@asayou2025年4月6日読み終わった伊坂作品に期待する巧みなストーリーテーリングを逆手に取った短編といえるのでは。物語はクライマックスから始まり魅力的キャラクターの活躍はダイジェストで流される。物語という巨大な構造を荘厳な自然で圧倒する様は気持ちが良い。
- しおり@Kaffee58882025年2月11日読み終わったこれは、まさしく「楽園の楽園」だ。 御伽話、と表現して仕舞えばもうこの作品を表しているようなものだ。この物語をユートピアか、ディストピアか、読んだ本人だけが判断ができるだろう。自分にはどうだろうか、ユートピアなのかもしれない。それがあるべき姿なのかもしれないなんて思った。人間なのに。 どこまでも綺麗で皮肉が効いていて短いながらもかなりの満足感を感じた。 人間は物語を求めている。 何にでも意味を、理由を、原因を求めている。いや、あると、”思い込んでいる”。
- たなぱんだ@tanapanda2025年1月29日読み終わった感想ネタバレなし単行本ながら100ページほどの短編。ファンタジー的な要素を織り交ぜつつ、大規模停電やパンデミックによって混乱した世界を描いたSF作品。 設定は長編小説向きな気がするし、読後すぐは「これは長編で読みたかったかも...」という印象を持った。ただ、作品全体がメタファーに溢れていて、寓話的な作風をとっていることを考えると、「大人向けの絵本」としてコンパクトに仕上げたのも納得できる。この点は評価が分かれる気がする。 いずれにせよ、いつもの伊坂作品のような即効性のある面白さというより、何度か読み返しながらじっくり咀嚼したい作品だと思った。 ちなみに、「伊坂幸太郎デビュー25周年記念」と銘打ってるだけあり、デビュー作の『オーデュボンの祈り』を想起させる記述とかもあったりして、ファンサービスはしっかりしてる。 本の造りが美しいので、(買うかどうかは別として)書店で見かけたらとりあえず手に取ってみて欲しい。これは買うなら絶対に紙版だと思う。
- *はな*@have727482025年1月26日読み終わった伊坂さんの作品で悟空に会うのは2回目かな? 本自体は薄めでサクサク読みやすいんだけれど、内容はしっかり濃くて、人間としてとても考えさせられるお話。