
しおり
@Kaffee5888
2025年2月25日

ぎょらん
町田そのこ
読み終わった
人が亡くなった時に遺す珠があるらしい。亡くなった人、生きている人、それぞれの想いが交差しあっても、もう二度と混じり合うことはない。生きている間にできることがあるなら、後悔しないようにしなくちゃいけない、と強く思った。それが大切な人なら尚更だと。
もし、自分がぎょらんに出会った時、自分はそれを口にできるのだろうか。後悔があれば口にするのかもしれない。
ぎょらんの呪いによって、責められることで赦されようとするのは卑怯だと思う。結局、生きている人が勝手に想像するだけだ。故人を勝手に消費してはならない。
ちゃんと、人と向き合わないとな。
